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富山市議会3月定例会が閉会

  • 鋪田博紀

3月1日からはじまった富山市議会3月定例会が3月20日閉会しました。

最終日の20日、一般会計1660億余円など19年度予算案を原案通り可決しましたほか、議長に佐伯光一議員、副議長に植野稔議員を選出しました。

また、事故の隠蔽をしていた北陸電力に対して徹底した情報公開と事故防止を求める決議を採択しました。

一般会計は、統合小学校建設にともなう予算増による教育費が前年度比127.5%の伸びとなる223億余円を計上するなどし、合計1660億余円(前年度比104.5%)となりました。また、特別会計は1496億余円(前年度比99.7%)、企業会計は520億余円(前年度比105.9%)となりました。

歳入については、市税収入が税源移譲や景気の回復などにより、730億余円と前年度比111.6%の大幅な伸びを示したものの、地財計画の厳しい算定(-4.4%)により地方交付税が前年度比88.1%の204億余円となりました。

なお、新型交付税についてはこれまでの複雑な算出方法を見直し、人口・面積をもとに簡素化して算出することになるため、広大な面積を有する富山市には有利な算出となる見通しとの説明がありました。しかし当面は新幹線開業に伴う負担や、団塊世代の退職手当、福祉関連の費用が増大することにより、大変厳しい財政状況であることには変わりありません。政策と予算について選択と集中というスタンスが求められるでしょう。

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