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12月議会一般質問が始まる

  • 鋪田博紀

富山市議会12月定例会の一般質問が12月7日(金)から始まりました。

複数の議員から道路特定財源についての質問があり、暫定税率の延長がなかった場合の影響について、「富山市における道路事業予算は約120億円であり、そのうち特定財源は約50億円。暫定税率の延長がなければ約24億円のマイナスとなる」との答弁がありました。

また、民主党の議員に対し市長からも「道路特定財源の堅持は必要であるが、民主党の国会議員にはそのこと(地方自治体における道路整備の重要性と道路特定財源の占める重要性)について理解されていない方があるので、議員からもご理解いただくようにお願いしたい」と皮肉の混じった答弁がありました。

一方、政府では2008年以降も暫定税率の維持(法案により延長する必要性がある)に向けた動きを明らかにしましたが、法案成立は流動的であり、万一成立しなければ、地方における道路整備・維持は困難をきたすことになります。

ワイドショー的に観れば「道路整備は悪」のイメージが強いのですが、中山間地には路肩が崩れそうな幹線道路・生活道路がまだまだ残されていたり、市街地でも補修が必要なのに予算がつかず後回しになっている道路は山のようにあります。

勿論、無駄な幅員の道路や、将来にわたって採算性がなく後年度負担が公共の利益をはるか上回るような道路整備には慎重に対処すべきですが、「道路」で一緒くたにすると、このあたりの議論もいい加減になってくるので、我々議員も報道もその点については正しい情報を伝えていかなければなりません。

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