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モントリオール・ジャズ・フェスティバル2004

  • 鋪田博紀

夜帰宅してTVつけたら、モントリオール・ジャズ・フェスティバル2004でのオスカー・ピーターソン・バンドの演奏を放送してました。

JAZZ界に残る最後の巨人といってしまえばそれまでなのだけれども、御年81歳の偉大なるジャズピアニストは、輝いておりました(映像は2004年なので、当時は79歳?)。

端正な中にも、とてもリラックスした豊かな演奏でしたね。途中で部屋に入ってきた普段はゴリゴリのロックばかり聴いている長男が、思わず正座してずっと観ておりまして、「なんで正座してるの?」とたずねますと、「自然に背筋が伸びてくる」と申しまして、「おっ、こいつにもいい演奏だったのがわかるのか、よしよし」と思ったのでありました。

ちょっと造りこみすぎたカットの映像もありましたが、音はなかなかいい感じでした。家内も「いいピアノの音だね」と。

あと、ウルフ・ワケニウスというギターもいいプレイヤーですね。私はまったく知らなかったのですが、今度買ってみよう。

振り返ってみると、私が長男と同じ年のころ(20くらい年前)は、クロスオーバー、フュージョン、JAZZ全盛期でしたね。毎年大きなJAZZフェスティバルが日本中で行われていました。太閤山ランドにも毎年ライブ・アンダー・ザ・スカイという国内最大規模のフェスティバルが開催されていました。

マイルスやパット・メセニーといった面々が富山に来ていたなんて、今となっては夢のようなもったいない話です。

あの頃の思い出で返す返すも残念なのは、AurexJAZZでジャコ・パストリアスを見る機会がありながら、事情があって見逃してしまったこと・・・。

若いうちは無理をしてでも良いものを観て聴いて触れて・・・。またいつかそのうちになんて事はありませんよ。

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