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グランドプラザで音響(富山JC55周年事業)

  • 鋪田博紀

ステージ全景

11月17日(土)は、富山青年会議所の55周年事業のステージ音響を担当しました。

私のプロフィールを見ていただければわかりますが、短い期間でしたが元々は舞台音響を生業にしていまして、現役を引退した今も、年に何度かボランティアで地域の納涼祭だとか敬老の集いなどのステージやライブハウスで音響をやっています。

この仕事をミキサーと呼ぶことが多いのですが、何故ミキサーと呼ぶかと言えば、ミキサーと呼ばれる機器を使って音をミックスしてお客さんに聴かせるためです。

ミキサー席にて野上君と

当日は7時半過ぎに機材を搬入してステージが組みあがったところでセットアップ開始。10時から始まる光陽小学校5周年記念コンサートの来賓挨拶のために一旦戻らなければいけないので、1時間ほどでとりあえず音が出せるようにして、学校へ。

11時過ぎにグランドプラザへ戻り、サウンドチエックと調整。JCのメンバーとして会場に来ていた野上浩太郎君に、「この機械で何を調整しているのですか?」と尋ねられる。

簡単に言うと、お客さんのために・・・「全体の音量」「音質」「楽器ごとのバランス」。演奏者のために(演奏者のためにもスピーカーを用意していますがこれをモニターといいます)・・・「音量」「音質」「バランス」を写真に写っている機器であれこれ調整しているのです。

ステージサイドから

グランドプラザは周りがガラスの天井・壁と石の床という、音響にとっては一番やりたくない場所で、しかもセットアップからリハーサルまでほとんど時間がない一発勝負。

しかも音響屋さんは通常メインのミキサー(もう少し大掛かりになるとモニターミキサーも別になる)と、ステージマンが別々にいるのですが今回は私一人。その上、ミキサー席も直接スピーカーの音を聴ける場所(コンサートなんかに行くと客席にで~んとツマミのいっぱい付いた機器がおいてあるのを見たことあるでしょ?)にないので、何度も客席とステージ横のテント内にあるミキサー席を行ったり来たり。

助かったのは出演された高田なみさん(富山出身のシンガー)の歌が上手で声質も伸びやかなために、グランドプラザのすさまじい残響にうまく溶け込んでくれたこと。そしてバックバンドの皆さんも上手でリハーサルで的確にリクエストをくれたので、モニターの調整がスムーズに行ったことでした。

イベントとしては成功したので、ホッとしましたが、もうあそこでは音響やりたくないなぁというのが本音。まぁジャンルにもよりますが、リズムがはっきりしたものは厳しいと思います。

やっぱりガラス天井のどこかにフラッグを吊るとかしないと厳しいなぁ。一度他の音響屋さんとも話してみよう。

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