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浅田真央、安藤美姫ともに200点を超える:全日本フィギュア

フィギュアスケートの全日本選手権が開催され注目の女子シングルは、世界女王安藤美姫選手が204.18点、連覇のかかる浅田真央選手が205.33点と、ともに200点を超えるハイレベルな戦いを魅せてくれました。

今日のフリーでは、浅田選手はトリプルアクセルが飛べなかったものの、無難な演技でまとめて各要素で加点をもらい132.41点をたたき出し、ショートプログラムの貯金もあり逃げ切りましたが、課題のトリプルルッツは減点されて(ショートプログラムでも同様)しまいました。

安藤選手は、3連続コンビネーションジャンプで減点があったものの、他の要素で満遍なく加点され135.5点。ショートプログラムでの最後のスピンでの考えられない凡ミス減点がなければ(むしろ加点になる可能性も)と悔やまれる気もしますが、いずれにせよミスをしながらも200点を超えてくるという、3位以下を大きく引き離しての優勝争いでした。

演技の印象を語れば、安藤選手の演技のほうが印象度が高かったかな?浅田選手のほうはあれもこれも目一杯やりすぎて、一本調子な感じがしました。もう少し緩急の変化やリズムの変化があればなぁと。

ま、やはり世界選手権では、キム・ヨナとこの2人に、キミー・マイズナーが絡んだ優勝争いになるのでしょうか。

ただ現時点ではキム・ヨナ優位かな?と見ております。コンビネーションジャンプなどの各要素の基礎点は浅田真央のほうが高いのですが、先ほど書いたように、彼女ののトリプルルッツはインサイドステップになってしまうので、今年の厳格になったジャッジシステムでは不利になるような気がします。是非この点を克服してほしいものです。

それはともかく、今回の全日本選手権では、武田奈他選手、水津瑠美選手ら中位レベル選手の争いも見ものでした。特に武田選手はショートプログラムでの失敗を克服し、フリーでは本来の実力を出してくれたのではないかと思います。今後が楽しみです。

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