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モバイルフィルタリング問題

  • 鋪田博紀

モバイルフィルタリング問題をめぐる関係者の思惑--これまでの経緯を振り返る:モバイルチャンネル - CNET Japanモバイルフィルタリング問題をめぐる関係者の思惑--これまでの経緯を振り返る

総務省の肝いりで始まる携帯サイトのフィルタリングはその後インターネット全般のフィルタリング法案を自民・民主双方が提出の構えを見せるまでにエスカレート。

青少年をネットに渦巻く犯罪の温床から遠ざけること事自体は正しいことだと思いますが、記事にもあるように、未成年者の携帯電話利用については「親権者が要らないと言わない限り適用」されるということに若干の疑問を感じます。

本来は未成年者と親権者がネットに潜むリスクについて話し合い理解を深めるというステップをはしょって制度にすべてを委ねてしまうのはいかがなものか。

リスクは社会全体で受け止めていかなければ、法制度とリアルな社会のいたちごっこになってしまいます。

全く別のお話ですが、かって光陽小学校が開校したときに、子どもの自転車利用について学校で規則を定めてほしいとの要望がありましたが、お断りしてガイドラインを示すにとどめました。

子どもが証拠無可能性があるリスクはまず親権者が受け止める。それでも防ぎきれないリスクについてはまた次のステップで、さらにその外側にあるリスクはまた次の方策で。というようにしないと、社会全体の負うリスクは結局どこかで違った形のリスクとして歪んだ形で現れてくるのではないでしょうか?

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