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ネガティブキャンペーンはどうよ?

  • 鋪田博紀

のっけから2chぽいタイトルですが、ご勘弁ください。

自民党本部のファックスニュースで、昨年夏の参議院議員選挙での民主党がマニフェストで掲げた政策を列挙し、裏付けがない政策を改めて非難。加えて、民主党前原副代表がこのマニフェストを雑誌で非難したことも掲載。

自民党所属の政治家向けであるから、こうした内容に特に不思議はない。

自民党市連の総会で、民主党前原副代表がこのマニフェストを雑誌で非難したことを掲載した読売新聞の記事コピーを配布。民主党とマスコミ、そしてそれが生み出した反自民勢力の攻勢(私はわが党の自爆ではないかと思っていますが)に不安になっている自民党員を勇気づけるためだろう。

が、しかし。

日ごろから熱心に党活動にかかわってくださる一般党員(議員じゃない党員という意味)の皆さんが、地域や家庭や職場で活動を進めようとしたとき、「今の自民党じゃね~、いっぺん民主党に政権取らせればいいんだ」と言われ、大変苦労されていることは間違いのない事実で、私たち議員以上に苦労されているはずです。

でも...

ツールの一つとしては必要かもしれないけれど、「民主党はここがダメ」って言うより、「本当のの自民党は目指すものはこうなんです!」ということにそろそろ軸足移さないとだめなんじゃないだろうか?

民主・前原氏、小沢マニフェスト批判...中央公論7月号で : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 民主党の前原誠司副代表は、10日発売の月刊誌「中央公論」7月号誌上で、自民党の与謝野馨・前官房長官と対談した。
前原氏は小沢代表の下で昨夏の参院選公約としてまとめた「参院選マニフェスト」について、「仮にこのまま民主党が政権を取っても、まともな政権運営はできない」などと述べ、実現性に強い疑問を投げかけた。
民主党は参院選公約で、農家への戸別所得補償など主要政策の経費を総額15・3兆円と試算し、財源を補助金の廃止などでまかなうとしている。
前原氏は、道路特定財源の暫定税率の廃止など新たな公約を加えると約18兆円かかるとしたうえで、「行革だけによる捻出(ねんしゅつ)は、絶対無理だ。マニフェストをまとめる時、当時の政策責任者の間では、財源の根拠が希薄だとの難色が示されたと聞いているが、最後は小沢さんの『エイヤ』だった」と、小沢氏の責任を指摘した。
また「民主党が最もしてはいけないのは、国民に耳当たりのいいことばかり言い、仮に政権を取った時に『やっぱりできません』となること。すぐに自民党に政権が返る。最悪だ」と述べ、参院選公約の抜本的見直しの必要性を強調した。
前原氏は7日にも、京都市内での会合で、農家への戸別所得補償制度について、「ばらまきだという批判があるが、私もそういう気持ちが強い」などと述べた。
(2008年6月8日09時34分 読売新聞)

我が党だって、派閥の領袖クラスの対立や、閣内での対立が公然とあったり、記憶に新しいところでは「郵政民営化」めぐって対立して未だにしこりが残っています。

そのたびに、野党から「閣内不一致だ!」とやられてきたではないですか?それを見て「反対のための反対しかできない野党だ!」と応酬してたわけで、同じ土俵に乗っちゃいかんと思います。

民主党のバラマキ政策やでたらめな国会運営に対しては批判します。でもそれが主ならいいけど、「前原さんも反対してるから小沢はだめなんだ」が主になっちゃいかんと思います。

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