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ドラマがあった消防操法大会

  • 鋪田博紀

躁法準優勝カップを手にして

6月29日はあいにくのどしゃぶりの中、富山市消防団の操法大会が開催されました。

操法というのは、ごくごく簡単に言うと「消防車(ポンプ車)を使った出動から鎮火までのスピードと正確・確実な動作法」のことで、消防団が訓練しなければいけない基本技能で、日頃の訓練成果を実施し競い合うのが「躁法大会」です。

富山市消防団はいくつかの方面団という単位のブロックに別れていて、私の所属する西田地方分団は、富山方面団の大会に出場し、十数年ぶりとなる準優勝を果たしました。

団員、とりわけ、不真面目な消防団員の私にかわり選手としてがんばった自慢の弟と僕がきっかけで入団してくれた仲間の選手には心から感謝の気持ちでいっぱいです。

入団してすぐ選手に抜擢され5年間。彼らの努力が実りました。

大会終了後の慰労会で最後には感極まって男泣きした選手たち。

また、知人が選手を務める分団では、怪我をした正選手の代役で急きょ出場した補欠選手が自分のミスを責めて泣きじゃくるのを、「おまえは本当によく頑張ったぞ」と抱きかかえる仲間の姿。

いろんなところでドラマがありました。

躁法大会そのものが純競技化しているとの非難の声もありますが、この大会をきっかけに日本最大規模のボランテアである消防団の技能向上やチームワーク、そして消防団員としての誇りと士気が高まることは間違いありません。

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