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小倉は祇園太鼓で熱い

  • 鋪田博紀

小倉祇園太鼓練習風景その1

7月10日総務委員会で訪れた北九州市。夕食はアーケード発祥の地とされる小倉北区魚町商店街近くのとあるお店。

食事を終えてホテルに戻る途中、アーケードに響き渡る太鼓の音、音、音。それは、7月18日から7月20日まで開催される、「小倉祇園太鼓」の練習の音でした。

お話を伺うと、7月1日の打初め式から毎日練習されているとのことで、通りにテーブルを広げて臨時公民館のようでした。そこには町内会の子供から大人までがあつまり、ある人は練習あるひとは指導、あるひとは応援。当日だけではなく本番までの練習期間の毎日が祭りのようです。

小倉祇園太鼓練習風景その5

ジャンガラと呼ばれる摺り鉦がリズムに合わせ、太鼓の両面をそれぞれドロ、カンと別々の叩き方で叩いてリズムを出すのです。リズムは比較的単純ですが体全体を使って舞いながら叩く様は、とても魅力的でした。

ホテルへ帰るまでの短い時間でも10近い町内会の練習を見学することができましたが、小倉城の方からも太鼓の音が聞こえてきたので、天守閣広場へ出てみると、仮設の照明の下で練習されている集団がいくつもありました。

各町内ごとはもちろん、有志の会があるそうで、そういった人々の練習でした。

福岡県無形民俗文化財でありながら、ただの伝統行事として埋没せず、現代の祭りとしてしっかり小倉に根付いている様子は、とてもうらやましく思いました。

また、「越中八尾おわら風の盆」もそうですが、本当に好きな人は祭りの練習期間中から八尾に滞在して楽しむんだとか...

そういい意味ではとてもラッキーな小倉の夜でした。

小倉祇園太鼓練習風景その2

小倉祇園太鼓練習風景その3

小倉祇園太鼓練習風景その4

小倉祇園太鼓練習風景その6

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