並行在来線の勉強会
JR北海道L特急スーパーカムイ
12月3日(水)は本会議終了後、平成21年度予算に対する会派の要望書についての説明と、昼食会後、並行在来線の勉強会がありました。
(財)鉄道総合技術研究所から2名の講師をお招きして、整備新幹線と並行在来線についての普遍的なというか一般的なお話と、北陸本線の経営分離についての2部構成でした
他の事例との比較でメモ書きすると
- 北陸本線は営業キロ177.2Km(金沢・直江津間)と西武鉄道や阪急電鉄、東京メトロに匹敵する長い営業区間
- 石川・富山・新潟にまたがる(その後福井も入る可能性がある)
- そのため、地域内鉄道でありながら特急や夜行列車が走る幹線としての機能がある
- 時速130Kmで特急が走るとなれば、最高速度の低い普通列車だけの地域内鉄道とは保守について異なる体制を維持しなければいけない
- 夜行列車や貨物列車が走るとなれば24時間体制を維持しなければいけない
- 高架下の利用もJR西日本からどこが担うか
- 高山線、氷見線、城端線のホームの帰属
- 古い車両が走る北陸本線普通列車の更新
などの特殊要因を考えなければいけない。
また、共通事項としては、
- 福知山線の事故対処にみられるように、経営陣にプロフェッショナルの参画が必要
- JR職員の高齢化もあり再雇用も含め要員の確保が課題
などもあげられた。
今回、経営面は少し離れて全体のスキームや技術的課題などについて勉強しました。生々しい協議はこれからですが、基本的な事項を押さえておかなければいけないので、貴重な勉強会となりました。
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