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自動車会社の正社員出向というニュースから

  • 鋪田博紀

読売新聞に次のような記事が。

車各社の正社員、部品メーカー・販売店に派遣・出向の動き : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 国内新車販売台数(軽自動車を除く)が2008年11月~1月の3か月連続で前年同月実績を2割超下回り、販売低迷が加速する中、自動車各社の正社員を系列の部品メーカーや販売会社に派遣・出向させる動きが広がっている。
 販売不振に伴う減産拡大で人員の余剰感が強まり、正社員の雇用を維持する苦肉の策といえる。

中略

 多くの自動車会社は減産の拡大に伴い、非正規従業員をゼロにする方向だ。今後、正社員の処遇が焦点となるが、正社員を派遣・出向させて雇用を維持する動きは広がりそうだ。
(2009年2月2日20時58分 読売新聞)

昭和49年ころだったか、我が家に一人のマツダ(当時は東洋工業という社名だったかも)の営業マンが突然たずねてこられて、応対した祖父が話を聞いてみると、広島本社のエンジニアだった方で、排ガス規制などの対応に遅れたこととオイルショックの影響で経営が厳しい状態になり、営業に配置転換させられたとのことでした。

たまたま、祖父の車も相当ガタが来ていたのと、その方と祖父のウマがあったらしく、車好き(といっても小学生)の孫に、「お前が好きな車種を選べ」と指令が下り、元エンジニアの営業マンさんと私が車種を「あーでもない、こーでもない」と決めたことを覚えています。

年端も行かない子供の質問にも誠実に答えていただいたことが思い出されます。

会社の経営状態が戻ってから広島に帰られましたが、配置転換されて初めて買ったのが我が家だったとかで、祖父とはしばらく賀状などのやりとりもありました。

免許を取得してから初めて乗ったのがその車であったこともあり、今でも記憶に残っています。

あの営業マンさんは、とうに定年を迎えているのではないかと思いますが、お元気にされているでしょうか?ニュースを見てふと思い出しました。

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