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少年スポーツ雑感

  • 鋪田博紀

練習会の様子

11月15日(日)は呉羽小学校で来週に控えた「第8回富山きときと杯ドッジボール大会」の合同練習会と実行委員打ち合わせを行いました。

なにせ、全国から何百人もの選手団・指導者・保護者をお迎えするのだから、せっかく参加してくれる選手たちが、「富山へ来てよかった!」といってくれる大会にしたいので準備する我々県内チームのスタッフ・保護者も大変です。

さて、この大会期間中は「指導者フォーラム」なども開催されるのですが、各チームの指導者の方々の指導法やその元となる指導ポリシーには、100人いれば100通りあるという感じですが、「子どもたちのために」という気持ちはほぼ共通のものです。

私も、平成15年12月にチーム結成と同時に監督を引き受けてから6年になりますが、「子どもたちのために」という理念は他の指導者と変わりありません。

ただ少し違うとすれば、「少年スポーツ」という形をとっていますが、子どもたちの遊び場を作りたいというのが監督をしている一番強い動機です。

不規則な生活のため、普段の指導はコーチをはじめとする保護者におまかせすることが多いのでで、あまり偉そうなことは言えませんが、毎年シーズン始めの父母会総会でも、このチームの目的は遊び場づくりであると宣言しています。

それから運動神経の全くないと言っていい私(学校時代の友人はわかるよね?)が、大人になった今、多少なりともスポーツを楽しめるのは、小学生時代から続いた草野球チームの存在があります。「野球は大好きだけど上手くない・部活にはついてゆけない」ようなメンバーで30過ぎまで指導者をつけず、みんなで考えながら工夫して練習し活動していました。あの草野球チームがなければおそらく私はスポーツが嫌いな大人になっていました。

だから、下手でもいい・結果が出なくてもいいから、みんなでスポーツを楽しむ場所を作ってあげたかったので、チーム結成の話にはすぐに飛びつきました。

だから、プレーそのものに対しては怒らない・口を出さないように努めているのです。

自分が話をしているときによそ見している子がいて、保護者から、「なぜ監督は注意しないんですか?」という意見も頂きますが、そういう時は私自身の話が子どもたちの心に届いていないと考えたり、「今この話をほしがっていないのだな」と考えるので、「次は話し方や身振りで注意を惹きつけてやるぞ!」「今何を求めているのかな?」と思い、注意できないのです。

ただし、身内以外の方の話を聞こうとしない態度の子どもには厳しく叱ります。昨日も、他チームの監督さん・協会役員のアドバイスを全く聞いていない選手がいたのでミーティングでかなり厳しく指導しました。富山のドッジボールレヴェルの底上げのために熱心に指導してくださるのだとは言え、関係のないチームの選手に、一生懸命話しかけてくださる言葉に耳を傾けないのは失礼であると同時にせっかくの機会をみすみす逃してしまいます。

そんなわけで、他チームの指導法とは随分ちがうやり方ですが、今はこの方法を貫いていこうと思います。

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