市内電車環状線化でまちは変わるか?
ニュースにも書いたとおり、市内電車環状線が12月23日に開業(営業運転は24日から)しました。
開業式では森雅志富山市長、川岸宏富山地方鉄道社長が式辞を述べたほか、国土交通大臣政務官、逢沢一郎新交通システム推進議員連盟(略称LRT推進議連)会長・衆議院議員、石井隆一富山県知事が祝辞を述べられました。
川岸社長からは、ICカードシステム導入(来春から)と独自の新型車両導入についても紹介がありました。
今回の環状線化は、軌道の設置を富山市が行い、運行を民間会社である富山地方鉄道が行う「上下分離方式」によって事業化されましたが、このために「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」が制定されたわけですが、この制定に深くかかわったのがLRT推進議連であり、長勢甚遠衆議院議員でした。
発車式後は議員を含めた関係者を対象にした優先体験乗車会がありましたが、寒い中、順番待ちをしている一般の皆さんを目の前にして、議会で大手モールルートに疑問を投げかける質問や発言をしていた私が嬉々として先に乗るのも憚られたので、遠慮しました。
開業式のあとは大手モールにあるラーメン屋さんに入りましたが、おいしそうにラーメンをすする家族連れで満員。ここの肉味噌ラーメンがお気に入りです。
そのあと、書店で『「都市縮小」の時代』という本を買い求め、グランドプラザに面した喫茶店でコーヒーを飲みながら30分ほど読書。ここは喫煙席があるので、たまに読書しに来たり、パソコンを広げて作業をしたりしています。ここも満席でした。
グランドプラザではエコリンクで家族連れやカップルが楽しそうにスケートを楽しんでいました。おじいちゃんがお孫さんと一緒に滑りながら往年の技術を伝授?する光景もみられ、とてもいい雰囲気でした。
そのとなりでは、かわいい子ども達が元気な声で歳末助け合いの共同募金の呼びかけをしていました。年の瀬を感じる光景です。
歳末の休日・市内電車の開業イベントということで、駐車場も一杯で通りもお店の中もいつにない人出でしたが、これが本当にまちなかの賑わいにつながるかどうか?これからが勝負ですね。
さて、このあと「宇宙戦艦ヤマト復活編」という映画を観に行ったのですが、ロードショー上映のあるシネコンプレックスがあれば(フォルツァ総曲輪も時々行きますがいい映画館です、念のため)、僕は郊外の大型店へ出かける理由がなくなるのです。「まち」には食べ物屋さん、靴屋さん、鞄屋さん、本屋さん、喫茶店、洋服屋さん、個人的趣味では楽器屋さんはあるし、ライブハウスはあるし...。
まぁ、あとは強いてあげれば、リーズナブルなカジュアル系の衣料品店でしょうか。
あなたなら「まち」に欲しいものはなんですか?あなたにとって「まち」とはなんですか?
コメント
DMZ
近辺に住んでいますが、路面電車の停留所まで歩く位なら目的地まで徒歩か自転車の方が(多分)早いので、この先もきっと利用しません。
グランドプラザの辺りは自転車も車も駐車が面倒。最近は工事や路面電車が邪魔でこの辺りは車でも避けるようになりましたw
買い物は悪天候や荷物を考えるとやっぱり車が便利なので郊外の大型店は良く行きますけど、価格面や探しているものが見つからない事も多くネットで購入というパターンが増加しています。
まち=街=繁華街に欲しいもの、、、難しいですね。
中心市街地になくても欲しいものなら何処にあっても行ったり買ったりするでしょうし。ネットでもいいしETC割引とか今後は新幹線を使ったりw
自転車を中心に考えてみるのは如何でしょうか。自転車専用レーンや店の入り口前に駐輪スペース確保(地下駐輪は最悪です)。歩道や道路の段差(路面電車のレールの凸凹の酷い所)を補修する、辺りから。