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国会の行方、小沢氏の行方、マスコミの行方、自民党の行方

ここ数日、日中は長勢代議士と野上浩太郎君の新春の集いのお誘いのために地元を廻っているのですが、平日の日中はどなたも国会中継にくぎ付けのようであります。

そんな皆さんからいろいろな意見を頂戴しますが、「自民党は徹底的にカネの問題を追求すべき」という意見と「自民党はカネのことより経済政策の論議をしっかりやってほしい」という意見に真っ二つに分かれます。

私としては、自民党が与党時代に予算審議そっちのけで「カネ」から「人格」にいたるまで徹底的に野党から攻撃をされ、国会が機能停止状態に陥ったことを思い起こせば、ここはしっかりと政策論議をしてもらいたいと思うのです。

今回の小沢幹事長の「カネ」にまつわる問題は、有権者にとっても重大な問題であることは間違いないのですが、小沢幹事長の最大の問題点は、議会制民主主義や議院内閣制という、不完全ながらも民意を政治に反映させるために長い時間かかって編み出されたルールや知恵をことごとく破った、独裁的な権力者としての振る舞いにこそあると思っています。

また、この強力な権力に怯えて何も意見が出ない民主党という政党もとても危なっかしい匂いがします。この点では、派閥により一定の牽制があった、かっての自民党のほうが開かれていたとさえ思います。

さらに付け加えれば、マスコミ報道にも危うさを感じます。

これまで何度も小沢幹事長や鳩山首相の「カネ」にまつわる問題が指摘されながら、一向にそのことを取り上げようとせずにいたマスコミが、世論の顔色をうかがいながら、潮目が変わった途端に戦前の大政翼賛体制さながらに、手のひらを返したようにバッシング報道です。

一応、「検察も説明責任を」とバランスを取ったふりをしていますが、ネットで「マスゴミ」と言われても仕方のない有様です。

以前にも書きましたが、天下の大新聞が、陳情ルートの民主党検事長室への一元化が決まった時も、「自民党の集票ルートを潰すため」という文脈でしか報道できない体たらくでした。こんな状況を見ると、「事業仕分」で「記者クラブ」制度を早々に廃止せねばと強く思います。

さて、23日と24日には自民党大会のために上京します。こういう状況で有権者の期待にこたえられる政党に生まれ変われるかが問われる党大会になるでしょう。

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