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今年初めての火災出動

お昼にライオンズクラブの例会に出席後、3月議会の会派としての代表質問の準備で、各課へのヒアリングをしていて出動メール(われわれ消防団員は担当区域に火災があると出動を知らせるメールが届くのです)に気付かなかったのですが、南部中学校付近の民家で火災が発生していました。

現場に到着したのが17時半ころで、既に鎮火していましたが、地元の西田地方分団員が分団長以下集結し鎮火後の現場警戒にあたっていて、私も慌てて合流し防火衣に着替えました。

幸い、一人暮らしの女性は救急車で搬送されたものの命に別状はないようで、適切な消火作業と、構造が古い木造家屋で今ではほとんど見られない土壁だったのと、敷地の周りの茂った木々が防火林の役目をはたしたのでしょうか隣家への延焼もなかったのが不幸中の幸いでした。

それでも時折煙らしきもの(この時期だと気温が低いので、暗くなると水蒸気と煙の見分けがつきにくいのです)が見られたので、建物内に入り照明で照らしながらの現場警戒と残火処理を19時ころまで続け、消防署の本部要員と引き継ぎ交替してきました。

残火処理といってもこの気温の中では大変です。また、衣類・寝具類は意外と残り火がしつこいのと、最近の建物の壁は防火・断熱構造のため、かえって壁内で火がとどまりくすぶっているケースもあり油断ができません。

私が消防団に入りたてのころ、残火処理のために先輩とホースを持って建物内に入ったら、2階の床の一部が崩落してきたこともあり、それなりに緊張します。

まだまだ暖房器具を使う時期が続きます。みなさんも是非火の元に気をつけていただくと同時に、ご近所で一人暮らしの高齢者がいらしたら、「火の元に気をつけて」と声掛けをお願いいたします。

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