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日本国市役所という発想 - 橘慶一郎衆議院議員

呉羽での定例街頭遊説

前の記事の続きです。

石原伸晃議員を迎えての自民党富山市連青年部・青年局・女性部合同時局講演会と女性部新春の集いと、県連青年部・青年局の意見交換会を終えて直ちに呉羽にあるショッピングセンター前で野上浩太郎君と南敏正議員とともに定例の土曜日街頭遊説を行いました。

雪の中わざわざ車の窓を開けて「がんばれよ!」とのお声や、握手を求めてお店から出てきてくださる方など、本当にありがたかったです。

橘慶一郎議員

この後は、田畑議員が会長をしている新自治体経営塾の勉強会のためウィング・ウィング高岡へ。

講師は橘慶一郎衆議院議員でした。

おもしろいなぁと思ったのが、政府の仕組みを地方に置き換えれば、政府とは「日本国市役所」ではないか?という発想です。

省益あって国益なしとはよく言われますが...

「今の国は省庁ごとにタコ壺化しており、せっかく優秀な官僚も機能していない。結果、政治任用などで民間人を登用しようとしているが、本末転倒ではないか?」

「内閣府の肥大が問題で、いろんな課題ごとに民間人を入れて各種の委員会や諮問委員会を作っているが、役目が終わってもそのまま残っていたり、結局、各省庁の意見を聞かなければ何もできないものが多い。」

「管理職には必要なのは専門性よりもマネージメント能力であり、市役所で各部局間で人事ローテーションがあるように、国でも管理職はそのような方向にもっていくべきではないだろうか?そのことが国家公務員の意識の一体化のためにも必要ではないか?」

こういった課題を解決するキーワードが、政府とは「日本国市役所」だというお話でした。

もうひとつおもしろいなぁと感じたのが、地方では当たり前になっている「協働」という概念が、国と国民の間にも必要なのではないかということでした。

市長時代には、「市は財源が厳しいということを理解していただき、政策の選択ができた。行政だけで出来ないところは「協働」でともに汗をかいてきたが、国と国民の間にはそのような概念が乏しいので、財政が厳しくても最後は国が国債でも発行してなんとかしてくれるだろうということになり、最終的には財政規律がなくなってしまうのではないか?」

この他にも、二元代表制を取っている地方議会・首長経験者からすると、驚くようなことがたくさんあったというお話を興味深く聞かせていただきました。内容が濃く、しかも各パートの話がすべて一本の糸でつながっている話だったので、とてもブログでまとめられるようなものではなかったのですが、本当に勉強になった会でした。

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