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1億円以上の報酬開示について、全銀協会長の発言はもっともだと思うのですが

  • 鋪田博紀

全銀協会長の発言はもっともだと思うのですが。

asahi.com(朝日新聞社):1億円以上の報酬開示、全銀協会長「いかがなものか」 - ビジネス・経済

2010年2月23日20時43分

 全国銀行協会の永易克典会長(三菱東京UFJ銀行頭取)は23日の記者会見で、企業の1億円以上の役員報酬の個別開示を求める金融庁の情報開示強化案について、「個別の(役員の)報酬の開示、これはいかがなものか、という気がする」と述べ、政府の方針に疑問を呈した。

 永易氏は「個人情報はちょっとでも漏洩(ろうえい)すると大変な法律違反になる。それとの関係をどう考えるのか」と指摘。「既にグロス(役員報酬の総額)は公開している。やはり、(再)検討してもらいたいな、という気持ちはある」と述べた。

 これに対し、亀井静香金融相は23日の閣議後記者会見で、「会社は株主のためにだけ存在するものではなくて、社会的存在だ。それにふさわしいあり方を検討すべきだ」と強調。個人情報保護の流れに逆行するとの批判については「(該当者は)堂々と胸を張って受け取ればいいと思う。公表がどうだこうだという次元の話じゃないと思う」とかわした。


多額の報酬を得ているものへの懲罰的な傾向がおさまらない。しっかり働き正当な報酬を得ることや企業が利益を上げることがいけないという世の中はおかしい。この空気は絶対おかしい。亀井大臣の話しは、個人情報の保護がどうのこうのとは別にしてもおかしな話じゃないですか。

ホリエモンもこのような風潮のなかで随分と批判されてきましたが、彼だって楽して何の努力もせずに儲けたわけじゃないだろうに。

働いて稼ぐことは賛美されるべきことなのに、これじゃ若者はこの国に希望をもてなくなりますよ。

もちろん企業としての公共性というのは他業種とは比較できぬものがあって、なんだかんだと税金(公的資金)が注入されて生き残れる業種だとしてもです。

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