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事業再点検プロジェクトチームが始動 - 議会と当局の関係をめぐって感じる好ましくない空気

  • 鋪田博紀

12月21日は会派内で立ち上げた、事業再点検プロジェクトチーム(PT)の初会合。メンバーは佐伯議員を座長に、岡本議員、有澤議員、高田議員、宮前議員、南議員そして鋪田です。

冒頭、佐伯座長からは、「合併時に積み残した問題を、全市的な視点で点検したい」との発言。私も、「当局が勝手にやるのはけしからんというスタートではなく、事業再点検はこれまで議会から求めてきた事だということを忘れてはいけない」と、議論に入る前に、PTの位置づけを確認させてもらいました。

このPTは、当局が事業再点検チームの検証結果を議会への報告よりも先に発表したことで、「けしからん、議会軽視だ!」という声に押されてスタートしたのも事実ですが、こういった議会サイドからの声が感情論になっていることには違和感があります。

この発表をきっかけに、議会に対する当局の対応に変化が出ました。

ファミリーパーク整備についての検討委員会の中間報告について新聞報道が先になったことについて、実質、議会側からの抗議を受けかかたちで、私の所属する建設委員会が急きょ開会されたり、新聞報道前に議会側に資料が配られたりといった塩梅です。

正直、ここまで神経質になる必要があるのか疑問です。

たしかに、私が経済教育委員長の時にも、八尾地域のバイオマス施設の火災を受けて、マスコミを引き連れて現地調査を行ったり、臨時に委員会を何度か開会したりしましたが、あくまでも発生した問題に対処するためで、報道・新聞にすっぱ抜かれる度に議会が右往左往していていいのかと思います。

会派の総会でも、この点については申し上げましたし、もし4回の定例会時の委員会で足りなければ、月1回定例委員会を開いて、議会へ報告して意見を求める必要があると認められる事項があれば、そこで報告を受けて議論すればよいのではないかという提案もしました。

「議会軽視だ、議員は何も聞いてないぞ!」と言うのは、当局の情報のコントロールの仕方が上手くないということもありましょうが、議員サイドから情報を取りに行く努力が欠けていたということでもあります。

さて、事業再点検プロジェクトチームは10時からの会合でしたが、議論が白熱し、1回目の会合にもかかわらず12時まで缶詰状態。次回は27日に現地調査などを行います。

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