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グランプリファイナルシングルは、シズニーとチャンが初タイトル

フィギュアスケートグランプリファイナルが終わりました。女子シングルはアリッサ・シズニー選手(アメリカ)、男子シングルパトリック・チャン選手(カナダ)が初タイトル。

今回は女子では、世界チャンピオンと五輪メダリストが出場しない大会でしたが、シズニー選手や安藤美姫選手、鈴木明子選手、カロリーナ・コストナー選手(イタリア)らの上質な滑りが堪能できましたし、村上佳菜子選手の元気のいい滑りも楽しめました。唯一、レイチェル・フラット選手(アメリカ)の不調が残念でしたが・・・、

男子は、高橋大輔選手が練習中の衝突の影響か本来の調子ではなかったようですが心配は要らないでしょう。また、小塚崇彦選手、織田信成選手も失敗もありましたが、まずまずの滑りだったのではないでしょうか。

この後は、全日本選手権・世界選手権へと舞台を移します。全日本では、女子は、浅田真央選手とグランプリファイナル出場3選手の争いとみられます。浅田選手がどこまで復調しているかが鍵ですが、順位よりも上質な滑りが見られればファンとしては満足です。

あとは、日頃見ることが出来ない選手の演技も楽しみですね(中継してくれればの話ですが...)。

さて、世界選手権ではキム・ヨナ選手と戦えるのは安藤選手くらいかもしれません。

今季は他の選手が難易度を落として確実性を狙うという男子とは反対の方向へ向かっている中で、フリップ・ルッツといった難易度の高いといわれるジャンプを、コストナー選手も回避していますし、他の選手も軒並みエッジエラーを取られています。技術点で大きな差が開きますし、プログラムコンポーネンツでも浅田選手とともにヨナ選手は別格扱いです。

そんな中で、安藤選手は2試合連続でフリースケーティングで120点台を出し、スピンのレベル取りこぼしはありますが、技術点の持ち点では他の選手を引き離しています。あとは、3ルッツ+3ループ、2アクセル+3トウループなどの大技ががしっかり決まれば十分勝算はあります。

男子は、プログラムコンポーネンツが高橋選手・チャン選手が別格ですが、技術点の持ち点は高橋・織田・小塚選手も高いものを持っているので、きわどい戦いになるのではないでしょうか?

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