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大雪、除雪、独居老人問題

  • 鋪田博紀

挨拶する奥野詠子さん
挨拶する奥野詠子さん

正月明けから、各地域の自治振興会や町内会、長寿会の新年会などが目白押しです。私もあちらこちらからお誘いをいただき、お邪魔しています。また、県議選も近いことから、吉田豊史県議、奥野詠子さんといった候補も顔を出しています。

このところ、連日の雪で除雪に追われ体のあちこちが痛いという方も多いでしょう。猛暑・酷暑で雪国だということをすっかり忘れて、雪への備えがなかったところへの降雪ですから尚更です。

新年会でも必ず除雪の話題になります。

合併してから除雪が減った。除雪予算が少なすぎる。家の前に雪に塊を置いて行った。等々...

しかし、以前に比べ除雪率はあがっていますし、消雪装置の延長や自動車とタイヤの性能向上もあって、生活に大きな支障が出るということはなくなっています。昔は無かった歩道の除雪も行われ、歩行者にも優しい冬になっています。

それでも、一向に除雪に対する苦情は減りません。

一つには、今季も除雪j業者が約20社入れ替わりました。これまで除雪とは無縁だった業者も多く参入しています。そのことが除雪の質とでもいう部分で、住民の不満が出ているのでしょう。公共工事が減少する中で、これはますます大きな課題です。

また、田んぼなどの空き地が減って、排雪場所が無いために雪が山積みにされているということもあります(田んぼに雪が積まれると春になっても融けないとか、砂利が田んぼに大量に入ってしまうということがあるという問題はありますが)。

さらに、大雪の時は車にスコップやチェーンを積んで、動けなくなった場合の備えをしたのも遠い昔ですし、雪道にはまってしまった時の運転技術が無くなっているというのも問題かもしれません。

今後ますます問題になるのは、高齢者だけの世帯が増えて、自宅前に除雪によって残された雪を排雪することができない独居老人世帯が増えているという事です。「隣近所の独居老人世帯の除雪対策を考えないといけない」というお話を、あちこちの新年会でいたしました。どういう形が取れるのか、まずは自分の町内でこれから議論してまいります。

また、消雪についても以前から提案していますが、歩道に関しては、太陽光パネルと防犯灯と、消雪パネルを組み合わせたものを導入し、発電した電気を冬季以外は防犯灯の電源と売電にまわし、冬季は歩道に敷いた消雪パネルで雪を融かす。

そうして、歩道除雪を減らして排雪場所のない住宅地の狭い道路の除排雪に力を割くということで、減りゆく除雪業者のマンパワーを補えるのではないかと考えます。

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