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幼馴染の死

  • 鋪田博紀

連休中に、20年近く逢っていないというか、連絡が取れなくなっていた幼馴染が、脳梗塞で亡くなりました。なんだかんだお付き合いがあったお母さんから、最近入院しているという話をごく聞いた矢先でした。

ここで書くのもどうかと思いましたが、少し書かせてもらいます。

小学校から一緒に草野球チームを作り、学生時代はバンドを組んで、獅子舞も一緒にやっていて、何をするにも一緒につるんでいたのですが、故人とは絶縁状態にあったので、葬儀に出るまでは、彼の死の悲しみよりも、自分自身の一番青臭い青春時代の記憶のピースがなくなったような感覚でした。

波乱万丈な人生を歩んだ、どちらかと言えば、「俺様」的な奴でしたが、一緒にやっていたバンドのライブテープをずっと持っていたようで、葬儀会場でずっと流されていました。

故人はバンドのボーカル、というより彼のためのバンドでしたが、流れていた演奏は、丁度、私が上京するためにバンドが活動休止となったために開催したラストライブだったのではないかな...

なんだかんだ言って、あいつも、あの二十歳前後の時代が一番輝いていたと思っていたのかと思うと、涙が止まらなくなりました。

ここ20年の消息を知る同級生はほとんどなかったので、葬儀や通夜に来ていた友達は、数人だけでしたが、バンドメンバーだけはやっぱり集まってきていました。

偶然、葬儀の日の午前中に、別の友人と3年振りのバンド練習だったのも、何か因縁を感じてしまうのです。

取り留めのない文章で、すみません。

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