ブログ

富山市議会の自民党会派で志賀原子力発電所を視察

遥か彼方にのぞむ排気筒
遥か彼方にのぞむ排気筒

8月5日の勉強会に続き、8月25日に富山市議会の自民党会派で、石川県志賀町にある、北陸電力志賀原子力発電所を視察しました。

発電所では、若宮副本部長、西野所長から、東京電力福島第一原子力発電所の事故の概要と、それを踏まえた志賀原子力発電所における対策の説明を受けたのち、敷地内の各施設と、タービン建屋、さらには原子炉建屋の内部を視察してきました。

敷地内は撮影禁止のため、遠くからかすかに見える排気筒の写真しかありませんが、ご容赦を。

福島における事故については地震による電源喪失と津波によるディーゼル発電機の被害による非常用電源の喪失による原子炉及び使用済み燃料プールにある燃料冷却機能を失ったことによるものであることはご存じの通りですが、福島事故を受けての対策も、外部電源の送電経路の多重化、非常用電源の強化、津波による浸水被害対策さらには、敷地内にあるダムからの冷却用水源の確保と非常時の送水経路の確保などが実施または計画中でありました。

志賀原子力発電の立地の特徴としては、海水以外に自前で敷地内にダムを持っていることが、安全の確保という観点からいえば強みなのでしょう。

さて、軽々しく原子力発電に対してどうこう言える立場ではありませんが、こうした思考停止ともいえる風潮はよくないと思います。

ストレステスト実施の結果についても、データに誰でもアクセスして評価できるようにしていき、九政府機関にお任せにせずに、電力会社としても科学者・技術者が丁寧にその結果と基となったデータや条件について説明していく必要があるのではないでしょうか?

しかし、ガラス越しとはいえ水をたたえた使用済み燃料プールを目の当たりにしたときは正直ビビりました。

ダウンロード

先頭へ