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新首相に望むこと

  • 鋪田博紀

党員を交えた総裁選挙を行ってきた自民党からすれば茶番劇としか言いようのない代表選挙を経て、8月30日に野田佳彦民主党代表が第95代内閣総理大臣に指名されました。自民党からすれば一番やりにくい方が相手となりましたが、日本にとってはどうなるのでしょうか。

最後まで宇宙人のごとき意味不明の言動と行動で国民と関係諸国を唖然とさせ混乱に陥れた先代の首相。そして、震災対策では何もせず、自分の閣僚さえ泣かせてしまいどさくさまぎれの「脱原発」宣言。ついには、退陣の道連れに脅迫まがいの重要法案や重要施策をごり押しした現首相にくらべれば、幾分ましなのでしょうか。

現実路線の野田氏ということですが、それだったら自民党との違いはなんなのか、有権者にどう説明をつけるのか?ばら撒きマニフェストによる総選挙で多くの血を流した自民党候補と自民党を支持したものからすれば何ともやりきれない気持ちです。

しかし、自民党からすればすぐにでも与党には政権から降りていただきたいところですが、、あれだけ犠牲を払った総選挙で政権を任されたのだから、残りの任期はしっかり国政のかじ取りをしていただきたい。日本のために。国民のために。

そして、与党も党内で足を引っ張らないでいただきたい。現内閣時代は、野党が攻めなくても、与党内部で勝手に自己崩壊をしました。これは日本のためにはなりません。

新内閣にはまず、被災地の復興に全力で取り組むことと、どさくさに紛れて、長期手なビジョンが必要なエネルギー問題を「脱電発」か「否」かという具合に単純化してしまわないようにお願いしたいと思います。

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