美術館の枠を超えたコーニングガラス美術館(ニューヨーク州)
10月18日から米国に視察に来ております。
10月18日は朝8時50分に富山空港を発ち、羽田、成田、デトロイトを経由して目的地のニューヨーク州シラキューズ空港に着いたのが約24時間後でした。トランジットの時間を含むといいながらさすがに移動だけで24時間の旅と言うのは生まれて初めてです。今回は予算の関係もあり、ガイドも通訳もいない市議会議員4名の珍道中でありました。
翌19日はレンタカーで、およそ160km離れた最初の視察場所であるニューヨーク州の「コーニングガラス美術館」へ行きましたが、生まれて初めて外国で運転のうえ、右側通行での運転も初めて。おまけに、頼りにしていたカーナビ(GPS)は日本のそれとは全く別物でありました。
「コーニングガラス美術館」は、世界最大のガラスメーカーとのことで、地名のコーニングもこの会社名に由来しているそうです。
美術館としての収蔵は世界最大級ということで、現代ガラス作品のほか歴史的に貴重なあらゆる地域とあらゆる年代のコレクションや、ガラスの起源と歴史についての展示、イノベーションセンターには、産業の発展とともに欠かせなくなった瓶・電球・光学レンズなどの工業用ガラス技術についての展示もありました。
さらには、ガラス制作の実演をエンターテイメントショーにしてしまった「Hot Glass Show」や体験もできるガラススタジオ、楽しいミュージアムショップなど、美術館の枠を超えた総合博物館となっていました。予想していた美術館とは全くコンセプトの異なる、大変すばらしい施設でした。
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