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911メモリアルとスケートパーク(ニューヨーク市)

911メモリアル
911メモリアル

10月20日(木)は、10時30分にシエラキュース駅からアムトラックでニューヨーク市へ約7時間かけて移動し、翌21日(金)は財団法人自治体国際化協会ニューヨーク事務所を訪問しました。

協会を訪問する前に、ウォール街で朝食をとり、ワールド・トレード・センター跡地にできた9/11メモリアルへ立ち寄りました。

早朝だったため中には入れませんでしたが、建設が進む新しいワールド・トレード・センターのビル群が印象的でした。

当時は2機目の飛行機が衝突していた映像をリアルタイムでテレビで観ていたのですが、摩天楼が立ち並ぶこんな街のど真ん中にあったワールド・トレード・センター・ビルに旅客機が突っ込み、跡形もなく崩れ去ったとは信じがたいことです。

スケートパーク入口
スケートパーク入口

さて、自治体国際化協会では、ニューヨーク市の文化政策と美術館、スケートパーク、貨物線の廃線跡を再生した「ハイライン」についてレクチャーを受けたのち、職員の案内で現地を視察してきました。所長の赤木正明さんをはじめ職員の皆さんには事前調査などもしていただき、本当にありがとうございました。

でニューヨーク市公園レクリエーション局が管理するスケートパークは、マンハッタン区2カ所、ブロンクス区4ケ所、ブルックリン区1ケ所、クイーンズ区4ケ所、スタテンアイランド区1ケ所あるのですが、今回はチェルシー・ピアというハドソン川に面した公園にある民間が運営するチェルシー・ピア62のスケートパークを見せていただきました。

ちなみに、次長の園岡隆さんは、インラインスケーターだそうで、スケートパークについて、とてもお詳しかったです。

チェルシー・ピアは、ニューヨークというか米国では一般的なケースの、民間が出資・管理する公園施設です。日本の指定管理制度とは似て非なる運営形態です。なお私は、日本では公共の直営に頼りすぎだと思っています。

管理者の免責を示す看板
管理者の免責を示す看板

面白いのは、日本では同居しているBMXの類が排除されていることです。入り口のゲートは自転車が入れないようにするためのものだそうです。さらには、入り口に「自己責任で!」と書かれた看板が掲げられ、事故については公園管理者が免責されていることです。ちなみにここには管理者もおりません。なお、市が管理するスケートパークは書類にサインさせられるそうです。

利用者はヘルメットもプロテクター装着していませんでした。私たちの目の前で派手に転んで頭をぶつけている人もいましたが、大怪我をしてもそこは自己責任。

何かあればすぐ消費者などから訴えられる訴訟大国と考えられがちな米国ですが、法に基づく自己責任については、日本とはスタンスが違うようです。

というより、日本では逆に、消費者などサービスを受ける側がほぼ免責されているので、このほうが問題だと個人的には常々思っていますが。

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