浅田真央久しぶりに1位スタート - グランプリシリーズロシア杯大会
11月25日からロシアのモスクワで開催中の2011年グランプリシリーズ最終戦となる第6戦ロステレコム杯の女子ショートプログラムで、浅田真央選手が技術点33.34、演技構成点30.95、合計64.29で久しぶりの1位スタートとなりました。
この大会では、浅田選手とともにグランプリファイナル進出をかけて、地元のアリョーナ・レオノワ選手、アデリーナ・ソトニコワ選手が出場するとあって注目の大会ですが、レオノワ選手が2位、ソトニコワ選手が3位で続きました。
浅田選手は、NHK杯に比べると、気のせいか音楽と演技に若干ずれがありました。これはトリプリアクセルを想定したプログラムの冒頭のアクセルジャンプをダブルにしたことで、助走などでわずかなズレが出たのでしょうか?音楽より先行していた感じがしました。
また、スピンのスピードがやや遅く感じられました。そのためか、キャメルコンビネーションスピンとレイバックスピンがレベル3とレベルを取りこぼしてしまいました。でも、ステップははじめてレベル4を取りましたね。
でも、これまでのシェヘラザードのイメージを覆すタチアナ・タラソアの編曲、衣装、振付は素晴らしいです。鐘や仮面舞踏会といった重厚なタラソワのプログラムも素敵ですが、妖精のような千夜一夜物語のシェヘラザード姫はシーズン終盤に向けての完成が楽しみです。
レオノワ選手のパイレーツ・オブ・カリビアンも、短い演技時間にもかかわらず、ストーリー性があって素敵なプログラムです。イーストウィックの魔女たちなど、このようなプログラムをやらせたらレオノワ選手は輝きます。
一方のソトニコワ選手はジャンプに苦しんでますが、ルッツにエラーがありませんでした。フリーの愛の夢に期待です。
そのほか、今井遥選手がシーズンベストの55.20点で6位。技術点では上位選手と遜色がないのですが、演技構成点がもう少し伸びてくると面白い存在になりそうです。
以下ネタバレあり
それから男子シングルのほうは、ジェレミー・アボット選手(アメリカ)が83.54点で1位、羽生結弦選手が4回転トーループを跳んで82.78点の2位につけました。
ちなみにペアでは、アリョーナ・サブチェンコ/ロビン・ゾルコビー組(ドイツ)が1位、川口悠子/アレクサンドル・スミルノフ組(ロシア)が2位でした。
NHKはペアもアイスダンスも放送しましたが、テレビ朝日は見事にスルーです。ここはなんとか改善してもらいたいですね。
コメント