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剣幸さん主演の、ミュージカル「ハロー・ドーリー!」を観劇

「ハロー・ドーリー!」 ポスター
「ハロー・ドーリー!」 ポスター

南部中学校の大先輩にして元宝塚歌劇団のトップスター剣幸さんとモト冬樹さん主演の、ミュージカル「ハロー・ドーリー!」をオーバードホールで観劇してきました。

19世紀後半のニューヨークを舞台にした作品で、世話焼きの紹介業を生業とする、未亡人ミセス・ドーリー(剣)と、郊外の田舎町で飼料店を営む中年男ホレス・ヴァンダゲルダー(モト)の大人の恋を、面白おかしくコメディーに仕上げた作品です。

1964年にブロードウエイミュージカルとして誕生、翌年には東京宝塚劇場で来日公演もあったそうで、1969年に映画もされたとのこと。日本で日本人による日本語版が上演されるのは今回が初めてとのことです。

舞台美術がとても印象的で、ニューヨークの高級レストランの大階段や、オーケストラピットと客席の間に設置されたエプロンステージはまるで宝塚のようでした。

オーバードホールの三面半舞台の奥行を最大限に活かしたパレードの場面は今回の目玉かもしれません。パレードの軍楽隊は剣さんの母校のブラスバンド部の面々です。

ミュージカルは生演奏に限ると改めて思いました。

剣さんはの歌声はバリエーションが豊富で、演技もとても存在感があり流石でした。ドーリー役はまるで宛書のように素晴らしかったです。

脚本の関係か、ドーリーとホレスがなぜ惹かれあうのか描き切れていないところもありましたが、ブロードウエイミュージカルらしい明るさと、楽曲の良さで、誰にでも楽しめる作品になっていました。

また、ホレスの恋の相手アイリーン・モロイ役の井料瑠美(いりょう るみ)さんは、劇団四季の「オペラ座の怪人」のヒロイン、クリスティーヌ役を務められた方だそうで、素晴らしい歌声を聴かせてくれました。

さて、少し議員らしい視点で書かせてもらうと、こういった地方発の舞台を単発で終わらせずに、全国の地方都市にあるホールが共同制作して、普段地方では観ることのできない大規模な演劇やミュージカルを上演できるような仕組みが作れたらいいなぁと思います。

そうすれば、地方のホールの有効な活用にもなりますし、何故地方都市でこんな立派なホールが必要なのかという納税者の問いかけにも十分こたえられるのではないでしょうか?

ちなみに、ホレスの見合い相手、アーネスティーナ役の柳川玄奈さんは、妻の富山女子高校演劇部時代の同級生で、僕らの結婚式では、当時全日空のCAをされていたので、披露宴で、「二人はこれから愛のフライトに出発されま~す」という余興を披露してもらいました。

全日空のCAから舞台人に転進された柳川さんの活躍も注目してみたいです。

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