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災害廃棄物の処理など - 一般質問の議論から(1)

富山市議会3月定例会の一般質問が終わり、今日から補正予算の委員会審査、明日からは当初予算分の委員会審査がはじまります。一般質問では私も質問しましたが、他の議員の質問から議論の内容のさわりの部分をご紹介します。

新聞報道もあった、東日本大震災の災害廃棄物の処理を進める考えについての質問に対しては、福島県を除く被災地の災害廃棄物の処理(福島県については県内で処理)について、放射能汚染が無い(10μSV/年未満)の災害廃棄物について、富山地区広域圏事務組合を構成する首長と個々に意見交換していると答弁がありました。

これは、富山市独自には処理施設を持っておらず、単独で受け入れることはできないからです。

富山市は、滑川市、立山町、上市町、舟橋村で構成する、富山地区広域圏事務組合の構成メンバーで、クリーンセンターはこの広域圏事務組合が運営しており、森市長は、この広域圏事務組合の理事長という立場です。

また、受け入れの仕組みについては、まず県が被災県と協定を結び、国においては県が独自に行う放射能の測定費用や、津波を受けた災害廃棄物を焼却処分する場合に心配される、塩分による焼却炉の損傷に対する修理費用を負担することを条件にあげました。

また、新幹線開業による富山空港への影響については、富山空港は全国に例がない広大な無料駐車場を有しており、長期出張など長期利用者にとっては利便性の良い空港なので、影響は否めないが、羽田便が無くなることはないとの見解を示しました。

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