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さようなら、大空祐飛・野々すみ花 - 宝塚歌劇宙組トップコンビの退団

公演パンフ
公演パンフ

7月1日をもって宝塚歌劇宙組トップスター大空祐飛さんと娘役トップ野々すみ花さんが退団されました。

初めて二人の舞台を観たのが平成22年秋の『誰がために鐘は鳴る』でした。

正直言って大空・野々コンビを観るためではなく、当時は2番手の蘭寿とむ(現在は花組トップスター)さんを観るためだったのですが、大空・野々コンビの圧倒的存在感に引き込まれてしまい、その後も、『美しき生涯/ルナロッサ』『クラシコ・イタリアーノ/NICE GUY!!』『仮面のロマネスク/Apasionado!!II』と観に行きました。

退団公演となる、『華やかなりし日々/クライマックス-Cry Max-』を観ることはかないませんでしたが、素晴らしいトップコンビでした。

大空さんは遅咲きのトップスターで、ダンスや歌が特別上手いわけではありあせんでしたが、一見耽美でクール、でも実はとても情熱的という、独特の男役像を見せてくれる不思議な魅力がありました。

一方でツンデレなチャーミングさもありました。

また野々さんは、宝塚の「北島マヤ(美内すずえ作の漫画『ガラスの仮面』のヒロインで千の仮面を持つと言われる天才女優)」と呼ばれた、宝塚の枠に収まらない演技力で、ファンを魅了してくれました。

普段は垢抜けない印象なのに、舞台に上がるとあら不思議。純朴な少女から、貴族を手玉に取る魅惑的な侯爵夫人まで自由自在に演じることが出来ました。

お二人とも、日本の演劇界にとっても貴重な才能です。今後の活躍が期待されます。

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