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ネットによる選挙運動で何が変わるか?

  • 鋪田博紀

当選祝いのお花
当選祝いのお花

富山市議会議員選挙が終わり、はや二週間。当選時にいただいたお花は元気です。

当選御礼を郵送したり、ネット上に掲載しようものなら公職選挙法違反となるわけで大変失礼をしておりますが、いよいよ夏の参議院議員選挙からネットによる選挙運動が解禁されます。

候補者からすれば、公約や政策を訴える場としては個人演説会や街頭演説、政見放送、選挙公報といった手段しかなかったものが、ネットで文章はもちろん動画も公開できるようになり、また、個人演説会の告知などにも活用できるのでそのメリットは大です。

また、有権者からすれば特定の場所に時間をかけて足を運ばなくても、パソコンやスマートホン、タブレット端末、ネットテレビなどで好きな時間に好きな場所で候補者の声に耳を傾けたりできるのは、情報をえる選択肢が増え大変良いことであります。

一方で、ネットによる選挙運動はそれなりに手間暇がかかるものです。

実は平成22年の参議院選挙からは、各政党本部のサイトの動画が更新されていたり、党首の遊説日程が更新されたりしており、私たちもその範囲でのネットの活用をしておりました。

街頭遊説を一緒にやりながら、動画も撮影しYoutubeにアップロード、公示直前まではミニ集会や街頭演説の日程をメルマガで発信し、連動してブログの更新も。

通常の選挙運動や政治活動もしながら作業が終わるのは深夜なってという日が続き、途中で動画撮影班を一人増やしていただきました。

これに加え、SNSへの対応となると、候補者本人がレスポンスを返すのはまず無理。スタッフ対応でやるにしても正直一人や二人では対応ができません。

国政選挙は自民党ともなれば、資金力にものを言わせて何でもできると誤解されている有権者の方がいらっしゃいますが、法的に認められた一部のスタッフを除き、我々議員、秘書などの事務所スタッフ、ボランティアスタッフ、党員・党友の皆さんによる手作り選挙だというのが実態です。労働組合のような号令一つで動く組織を我々は持ってはいません。

私の選挙期間中に、「鋪田さん、電話作戦だけでもボランティア集めるのに大変なのに、ネット選挙になったらもっと大変だね」と、電話作戦をに来ていただいた近所の主婦おっしゃったのですが、鋭い洞察力です。

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