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教育などをめぐって議論 - 12月定例会の一般質問が終わりました(3)

同じく12月定例会の一般質問から教育施策について。

全国学力・学習状況調査(学力テスト)について

Q.学力テストの結果についての所感は?

A.
  • これまでの学力テストの結果を生かし切れていない、分析をしっかりしなければいけない。
  • 最後の問題まで回答できていないので粘り強く回答するよう指導したい。
  • 狙いを提示してから授業に入る。

Q.公表しない理由は

A.学級の人数の違いなどから結果にばらつきがある。

補足

学力テストの本来の目的を理解していれば、公表する必然性はなく、「学力が低下しているけしからん」といった情緒的な理由での公表はむしろ害悪以外の何物でもないと考えます。

また、公表しない理由についての教育長の答弁については、少人数学級などの効果を認めているということで、かねてから私が主張するように、あれこれ制度をいじるより、クラス担任を正規教員に任せられるだけの人員配置を行い、少人数学級や習熟度別学習といった以前から言われている制度をしっかり実施するほうが、学力向上のためになぬのではないでしょうか?

教育委員会改革について

Q.国で議論されている教育委員会改革についての所感は?

A.教育委員会改革の答申については、両案併記となったが、どちらの案も教育長の責任が明確化されたことは重要(教育長答弁)

土曜授業について

Q.土曜授業の検討は?

A.週6日制と土曜授業は全く別物。週5日制が既に定着していることと、法律上も週6日制は困難。

補足

以前から教育長は土曜授業は何のためにやるかわからないと答弁しているが、市長は導入したい考えです。

学力向上のためなら、地域のボランティアで授業を行うということは現実的ではないし、地域との交流を通じて学びの場を提供する場合も、目的・手法を明確にしたプログラムを学校と地域が一緒になってあらかじめ策定したうえで実施しなければ全く無意味だと思います。

また、実施するにしてもしっかりマンパワーを確保できる見通しがなければ、地域の各種団体というより特定の方々に負担をかけるだけになります。

ここも、学力向上なのか、地域での学びの場を子供たちだけではなく、地域の皆さんにも提供するといった目的なのかを混同しないように議論する必要があります。

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