都市計画について - 富山市議会3月定例会一般質問から(2)
都市計画については代表質問でも取り上げられました。
現行の都市計画についての問題点としては、「市街化区域」の外周を建物を建てられない「市街化調整区域」が囲んでいるが、そのさらに外側に「区域区分が定められていない都市計画区域（市街化区域と市街化調整区域に分かれていない都市計画区域のため非線引き都市計画区域とも呼ばれる）」が広るため、開発が行われ、結果として市街地の無秩序な拡散（スプロール現象といいます）が起きている旨の答弁がありました。
これは、合併して一つの市となった富山市における複数制度が混在する都市計画上の課題です。コストコ出店の問題としばしば混同されますが、ここは整理が必要です。
都市計画法が施行される際の議論に、市街化区域と市街化調整区域のほか4つ程度の区域に分ける案もあったようですが、結局2つの区域のみとなってしまい、このことが今日的な都市計画の諸課題の解決につながっていないという問題を引き起こしています。
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