クロケット&ジョーンズの定番、ベルグレーブ
オードリー(Audley)と並んでクロケット&ジョーンズ(Crockett&Jones)の定番モデルであるベルグレーブ(Belgrave)。
英国紳士靴、そしてストレートチップの定番オードリーのパンチドキャップ版といえるベルグレーブ。
以前に、チェスナットやダークブラウンのベルグレーブを掲載しましたが、肝心の定番であるブラックを忘れていたので遅ればせながら掲載いたします。
以前に掲載した茶系のベルグレーブは、創業者チャールズ・ジョーンズの曾孫でCEOのジョナサン・ジョーンズ氏(四代目社長)の愛用品としてファンに知られていますが、ブラックの存在は若干地味であります。
オードリーでも使用されている木型(ラスト)337に共通する、英国靴らしい質実剛健なぼってりとした丸みと、現代的なセミスクエアトウとセミロングノーズのシャープなデザインが程よく調和した素晴らしいプロポーションだと思います。
中敷きはフルソック仕様で、最初はやや滑る感じがありますが、足入れ感はとてもよいです。
ハンドグレード共通の仕上げです。
ソール(表底)も、ハンドグレード共通の出し縫いを隠すヒドゥンチャネル。
アッパー(表革)がブラックカーフなので半カラス仕上げになっています。なお、アッパーが茶系の場合はソールも茶系の単色です。
最後にオードリーとの比較。
トウがパンチドキャップになっただけで、ずいぶんと雰囲気がちがいますね。
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