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男子の勝負靴その1

男の勝負靴5種
男の勝負靴5種(左上から):
エドワードグリーンのアスキス(#888)、クロケット&ジョーンズのクリフォード。左下から、クロケット&ジョーンズのベルグレーブ、アンソニークレバリーのジバンシー、クロケット&ジョーンズの定番オードリー

ちょっと硬い話が続いたので、久しぶりに靴の話。

ユニオンワークスの中川氏曰く、

「男子の勝負靴は、プレイントウオックスフォード、キャップトウ、パンチドキャップ、セミとフルブローグの5足で完結。」

引用元:V-front 3Tie Darby | UNION WORKS BLOG [ユニオンワークスブログ]

ということで、鋪田的勝負靴をご紹介。ではなくて、一般的なビジネスシーンやフォーマルでで使える靴をご紹介します。

プレイントウ(プレーントウ)

アンソニークレバリージバンシー
アンソニークレバリージバンシー

プレイントウ(プレーントウ)については、飾りがない分シンプルなゆえに履きこなしが難しいので、私としては内羽根よりも外羽根がおすすめです。なかでも、写真のようなVフロントダービーと呼ばれるデザインであれば、フォーマルな場面でも使えます。

写真は、アンソニークレバリーのジバンシーで羽根の切り替えが水平でエレガント。

キャップトウとパンチドキャップ

ベルグレーブとオードリー
ベルグレーブ(左)とオードリー(右)

キャップトウ(ストレートチップ)やパンチドキャップは、エドワードグリーンやクレバリーを履くようになってからも、クロケット&ジョーンズのラスト337の程よいセミスクエアなデザインが好みで、キャップトウはオードリーを、パンチドキャップはベルグレーブを愛用。

キャップトウはビジネスはもちろん冠婚葬祭にも使えますし、パンチドキャップもほぼそれに準じたシーンで使えます。

ただ、クロケット&ジョーンズは靴好きと呼ばれるマニアの評価が低いのが残念。老舗にも関わらず、元々他ブランドの受託生産ファクトリーだったのですが、自社ブランドを前面に出し始めたのが遅かったからでしょうか?

セミブローグとフルブローグ

クリフォードとアスキス
クリフォードとアスキス

ブローグとは、革のパーツの縫い目に穴飾りが施されたものです。

セミブローグは、ラスト337のウェルベックが入手不可能で、と言っては贅沢ですが、代わりに買ったのが初エドワードグリーンとなったアスキス(ラスト888)。

セミブローグはよほどフォーマルな場合以外はどんな場面でも使えますし、オフでも活躍できる万能選手です。

このほかに、松井靴店オリジナルのピナセイコー(ペルフェット)製のラバーソールセミブローグも雨用に重宝しています。

写真は、クロケット&ジョーンズのクリフォードでこれもラストは337です。

フルブローグは、エドワードグリーンのインバネスというラスト888のスクエアトウのイミテーションフルブローグ(革のパーツの継ぎ目が無く、ステッチのみで表現されたもの)も欲しかったのですが、国内代理店でも入荷待ち状態が続いています。

このブログに靴初心者の就活生がいらっしゃるかどうかは判りませんが、ブローグ靴は飾りがついている分足馴染みに時間がかかるので、最初はフォーマル度も高いキャップトウかパンチドキャップを揃えて革靴に慣れてから購入するのがベターです。また、茶系の靴は、クリームやワックス、ブラシも新たに揃える必要がありますので、これら5種類をそろえてからでも充分かと思います。

写真にはありませんが、通称レイジーマンと呼ばれるサイドエラステックのイミテーションフルブローグ、アンソニークレバリーのチャーチルの出番も多いです。

結論

結論としては、先ずはこれら5種類の靴を黒で揃えてローテーションすれば靴も長持ち、デザインも楽しめて万々歳。そして、メーカーやブランドで選ばずに、自分の好きなデザインから足に合った靴を選べばよいと思います。

私が主に英国靴を買うのは、国産の靴が一般的に足囲いが大きくて、さらに甲の部分が足首ぎりぎりまであっるため履き口が狭いものが多く、ワンサイズ下げると足入れさえ全くできなくなるのです。

相変わらず足に合わない大きなサイズの靴を履いている方(俗にスニーカーサイズとも)も多いのですが、国内メーカーが足囲いが細めの製品をもう少し揃えてくれればなぁと思うこの頃です。だって、国産メーカーの造りは良いですもん!

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