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20年ぶりの中島みゆきコンサート「一会」

  • 鋪田博紀

コンサートグッズ
コンサートグッズ

中島みゆきコンサート「一会」に行って来ました。記憶が曖昧ですが、おそらく1995年ツアーの石川厚生年金会館公演以来、実に20年ぶりです。

初めてみゆきさんのコンサートを聴きに行ったのが高専2年生の秋の全国ツアー高岡公演。稲刈り時期で忙しく、田んぼの作業を終えてギリギリに会場についたことや、一曲目が凄みのある曲(十数年後にアルバム収録された「極楽通りへいらっしゃい」というある意味幻の曲)だったこと、当時音源未収録だった「杏村から」に涙したこともあり、とても印象深いコンサートでした。

YAMAHA A3R

因みに2枚目の写真の左のギターが石川厚生年金会館へ聴きに行った頃に購入した物で、中央がコンサートグッズのストラップにもなっているギターと同型モデルで、最近購入した物です。

さてその後は、富山と石川の公演を毎回聴きに行っていましたが、ギターをやめてドラムに転向したこともあり、4年生の頃に発表されたアルバム「予感」以降はほとんど聴かなくなり、恥ずかしい話、今回のセットリストの中でリアルタイムで聴いていたのは「友情」という一曲のみ。

あと、パソコン通信のフォーラム仲間のオフ会のカラオケでよく歌っていた「やまねこ」はわかりました(汗)改めて生で聴いてますます好きになりました。

その分と言っては何ですが、一曲一曲歌詞をしっかりと噛みしめるように聴かせてもらいました。そんなコンサートの感想としては、シンプルの一言。特に舞台装置や照明が最近のコンサートとしては珍しい簡素さで、逆に嬉しかったです。

それから、歌の感想としては、初期の頃とは作風、特に歌詞が変わっているように感じました。

上手くお伝えする事が出来ないのですが、リアルタイムで聴いていた頃は、作品中に中島みゆき自身が登場する事は無かったように感じていたのです。あくまでも語り部としてみゆきさんを見ていました。

曲中で「おまえ」と言うのは、中島みゆきではなくて作品の中の「わたし」。

しかし最近の作品中の「わたし」は中島みゆき自身が演じる誰かでありました。「夜会」という芝居ともコンサートとともとれる一連の舞台はまさにこの延長線上にあるにでしょうか。

また、言葉が直接的で心にグサリと突き刺さる、聴く者の覚悟を試されるような、もうぐうの音も出ない曲もありました。みゆきさんに完敗です。

とは言え、昔のままの素っ頓狂な声のMCはそのままで、途中でオールナイトニッポンのようなDJコーナーもあり、硬軟取り混ぜた素晴らしいコンサートでありました。

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