参議院選挙の舞台裏
参議院選挙も後半戦となりました。
報道などでは自民党の組織力だとか、様々な団体が『集票マシーン』となってだとか支援者に対して失礼な表現を使っていますが、選挙を支えているのはあくまで一般の市民が中心です。特定の組織のみに頼っているわけではありません。
個人演説会へ来場される方々も企業向けの集会を除いては、組織で動員しているわけではありません。
もちろん地域の自民党支部や各議員の支援者が声掛けしていますが、代表者の命令一つで動くという組織ではなく、そういう意味では、出勤簿があって割り当てが決まっている労働組合の命令系統のほうがはっきりしていて、より組織的と言えます。
個人演説会や街頭、新聞折り込みに使われる膨大な数の法定ビラは、後援会の皆さんがボランティアで毎日証紙を貼ってくださっています。
スタッフのTシャツなどの洗濯とアイロンがけも後援会の皆さんが当番で行っています。
最近の国政選挙では使用していませんが、昔は必勝鉢巻きの洗濯とアイロンがけも後援会の皆さんが行っていました。
固定電話の利用が減ったことやプライバシーの問題で昔ほどではありませんが、毎日の電話による支援呼びかけも後援会の皆さんのボランティア。
また、街宣車の運行管理やルート選定、個人演説会の日程管理や設営なども、有休をとったり、仕事を終えて駆け付けたりしたボランティアスタッフが担っています。私が遊説局長時代は議院自ら運行管理とルート選定、そして遊説そのものをやっていましたが、これは例外。
本来これらは、我々議員や国会事務所の職員が行うべき仕事ですが、それらをこうしたボランティアの皆さんに代行していただいているというわけです。
報酬(法定上限が決まっています)をいただいて選挙運動に従事するのは、街宣車の運転手やいわゆるウグイス嬢と呼ばれる車上運動員のみです。大半の仕事が多くのボランティアによって成り立っていることをご理解いただければ、『集票マシーン』だとか、『絶対的な組織力による選挙』という表現は正確ではないことがわかるでしょう。
投票日まであと僅か、こうした献身的な皆さんの力をお借りしつつ、野上浩太郎の当選に向けて頑張ります。
コメント