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『スポーツ×文化×観光 これからの地域・経済の活性化方策』

H29年5月30日セミナー
H29年5月30日セミナー

平成29年5月30日(火)10:00~16:50に久保議員とともに、成長戦略としてのスポーツツーリズム、指定管理者が先導する地域づくり等を学び、今後の富山市の観光・スポーツ振興の在り方について学ぶため、剛堂会館(千代田区紀尾井町)において、『スポーツ×文化×観光 これからの地域・経済の活性化方策』というセミナーを受講してまいりました。

政務活動報告書に記載した内容をブログでも報告いたします。

講義内容と講師

成長戦略としてのスポーツツーリズム
~これからのまちづくり手法としてのスポーツ都市戦略~
早稲田大学スポーツ科学学術院教授 原田宗彦氏

「地域のちから」を引き出す「スポーツのちから」
拓殖大学商学部 准教授 松橋崇史氏

[新潟・三条市]指定管理者が先導する地域づくり
~スタジアムを起点とした活動の展開~
(株)丸富社長 柴山昌彦氏

[宮城・登米市]「マラソン」と「フェスティバル」融合による新しいスポーツツーリズムのカタチ
~「東北風土マラソン&フェスティバル」の事例より~
(一社)東北風土マラソン&フェスティバル 代表理事 竹川隆司氏

所感

スポーツツーリズムについては、その名が示すように、スポーツイベントを通じて人が移動することであるとの基本認識が重要で、新たに想像するのではなく、地域の存在する自然環境を再発見し活用することが必要で、立山山麓をはじめとする自然を有する本市においても活用可能なスポーツ資源は多いと考える。

スポーツコミッションの設立の必要性とその役割については、佐賀県の事例が紹介され、特定の競技・分野に絞り込むことで差別化をはかっている。さらに、施設・宿泊施設・移動手段・観光スポットなどをワンストップでサービス提供することでさらに差別化をはかっている。本市でのスポーツコミッションの設立およびDMOとの連携について今後検討を行うがあると考える。

公廃民営の考え方の導入については銚子スポーツタウンの事例紹介があり、行政財産から普通財産への移行による新しい官民連携事業の在り方について説明があった。本市においてもPPPの在り方についてさらに進んだ取り組みが必要と考える。

指定管理者制度の活用については講師となった新潟県三条市の指定管理事業者から、事例紹介とともに、より積極的な指定管理者の選定と先駆的なノウハウの事例勉強、担い手の育成が必要である(いわゆる、「よそ者、若者、馬鹿者」を大切に)ことが強調された。本市においても、単なる行政コスト削減の視点に立った指定管理者選定ではなく、ステークホルダーたる納税者へ満足のいくサービスが提供できるか?またそのためには、持続可能な運営ができるような事業者の育成が必要と感じた。また、講演者の視点は、公園などスポーツ施設以外の指定管理についても有益だと感じた。

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