自民党青年局訪韓
はじめに
自民党青年局訪韓団の一員として韓国を訪問しました。昨年の台湾に続き2回目の開催ですが、昨年参加した田畑裕明君によると台湾では李登輝氏や陳水扁総統との懇談があるなど、国賓級の待遇だったとか・・・。
今回は、国会議員をはじめ地方議員、党地方役員約100名の青年局員が7月25日(月)から28日(水)までの4日間の日程で訪韓しました。
7月24日(日)事前研修・・・東京
初日は都内のホテルで、伊藤直樹外務省北東アジア課長、棚橋泰文国務大臣(前青年局長)の講師による事前研修。印象に残ったのは、韓国人の歴史の捉え方について。
研修後は、武部勤幹事長、韓国在日本大使代理をお迎えしての結団式。幹事長からは総選挙ネタの冗談もでましたがまさか本当になろうとは・・・
7月25日(月)
国立墓地献花
靖国問題で揺れ動く日中韓関係ですが、まずはソウルの国立墓地へ。
正門から献花台まで儀仗兵による栄誉礼を受けながら進みました(一般の観光客に対してこのようなことはありません)。また写真では切れてしまっていますが、高さ30メートルの忠魂塔がそびえたち、その内部には朝鮮戦争の戦没者を中心に国のために亡くなった人々を祀っています。
また広大な敷地の中には歴代の大統領の墓などもあり、観光・デートスポットになっているとか・・・
ウリ党議長(党首)訪問
このあと私たちは国会に、文喜相(ムン・ヒサン)ウリ党議長(党首にあたる)、û「基善(ペ・ギソン)ウリ党事務総長、金富謙(キム・プギョム)ウリ党院内主席副代表を訪ね、議長の講演を伺い、意見交換してまいりました。
写真は文喜相ウリ党議長、û「基善ウリ党事務総長、金富謙ウリ党院内主席副代表。もう1枚はキム・プギョム ウリ党院内主席副代表と握手する私です。
金宇祥(キム・ウサン)延世大学教授講演
夜は金宇祥(キム・ウサン)延世大学教授講演による講演がおこなわれました。
7月26日(火)
韓国若手国会議員との朝食会
朝は韓国若手国会議員との朝食勉強会。写真は右から姜昌一(カン・チャンイル)議員、盧雄来(ノ・ウンネ)議員。
姜議員は東大で「日本侵略史」で博士号をとったとあってなかなか厳しい発言が・・・。一方の盧議員はMBC出身とあってか?物腰も柔らかく話も倫理的
板門店視察
私がいる部屋は、板門店の中の建物です!
怖い顔をしているのは「ここでは笑うな!」と言われたからです。
映画「JSA」を思い出します。
私の向こうに見えるのは北朝鮮が管理する建物。手前の平屋の建物のうち青いのが国連軍側(韓国側)が管理する建物、灰色のほうは北朝鮮側が管理する建物になっています。
7月27日(水)
独立記念館
はっきり言って衝撃的な内容の展示です。 事実と異なる資料・写真の数々。キャプションのつけ方で資料の意味はどうにでも変わってしまうということを改めて認識。
当時の朝鮮半島の人々に様々な苦難を与えた事実もあったろうが、あの展示内容では公的博物館・資料館としての学術的価値が疑われるのでは・・・。
元喜籠(ウォン・ヒリョン)ハンナラ党最高委員講演
将来の大統領候補ともいわれている元喜籠(ウォン・ヒリョン)議員は1964年生まれ。非常に丁寧な講演内容で、謙虚で知的な方だと感じました。こちらからの突っ込んだ質問に対してもそつのない受け答え。
曰く「日本人だから駄目とか韓国人だからよいとか、感情論に流されてはいけない。」「FTAの問題など両国が取り組むべき課題はもっとある。」など・・・