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エアコン設置、スクールソーシャルワーカー、土曜日教育活動、公民館建設補助について - 富山市議会3月定例会総務文教委員会(2)

富山市議会3月定例会総務文教委員会の続きです。

3月20日の総務文教委員会は、教育委員会所管事業について審査を行いました。

土曜日の教育活動推進事業

ビオトープを使った体験活動
ビオトープを使った体験活動

新規事業の「土曜日の教育活動推進事業」については、事業目的として「(前略)地域や学校の特色や実情に応じ、地域人材を活かした土曜日ならではのプログラムを計画・実施することで、どの子どもにも有意義な学習や体験活動を経験させるもの」とされていましたので、教育長と有意義な学習や体験活動について論議しました。

ひとくちに有意義といっても多様な土曜日の過ごし方があるという点で共通認識を持てました。

また、以前一般質問したこともある教員OBの活用については、学校区ごとに置く「土曜教育コーディネーター」と教頭先生を中心として、教員OBの活用を考えていただけるようです。

小・中学校、幼稚園の特別教室へのエアコンの設置

小・中学校、幼稚園の特別教室へのエアコンの設置にかかる予算約2千6百円については、まず平成26年度中に未設置の幼稚園9園の保育室、小学校10校の保健室・中学校5校の保健室へ設置するリース料約173万円と、平成27年度以降に小中学校の特別教室(コンピュータ室、図書室、音楽室、会議室)へエアコンを設置するための設計業務委託料2千100万円が含まれています。

設計委託料については既存の図面を活用するなどして予算縮減に努めるよう質問があり、当局からは平成27年度以降としているが、できれば平成27年度に完了させたいとの答弁がありました。

スクールソーシャルワーカー

スクールソーシャルワーカーを小学校12校、中学校8校へ派遣する事業については、平成26年度に1名増員し7名体制とする予算約5百万円が計上されていますが、その予算額と配置時間1校当たり年間140時間(週4時間×35週)または70時間(週2時間×35週)という体制をみると、今後ますます重要性を増すスクールソーシャルワーカーに対する予算措置としては、処遇について心許ないと指摘しました。

学校設置者は富山市であっても、教員の人事権と予算は県教育委員会が持っています。教員に対する予算が増えないまま、様々な課題を抱える教育現場を支えるには、富山市としてできることはスクールソーシャルワーカーやスクールサポーターなどの教員外のスタッフを増員するほかないわけですが、教育の質を向上させるためには特別なことをするのではなく、常に申し上げている通り、まず教員をしっかり確保すべきであります。

公民館建設補助

公民館建設補助については、現行の補助制度に加えて、富山県の市町村振興基金貸付制度を利用して町内会などが建設する公民館類似施設(自治公民館)の貸付制度を設けるように提言しました。

研究してみるとの答弁でしたが、少し前向きに考えていただけそうです。

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