グラウジーズに続け、KUROBEアクアフェアリーズ！
Bリーグの富山グラウジーズに続き、昨年末から始まったバレーボールの新リーグV.LEAGUEに、『KUROBEアクアフェアリーズ』が参戦しています。
新リーグは、将来的なプロリーグ化を見据えてこれまでのVリーグを改組し、Ｖ・プレミアリーグとＶ・チャレンジリーグを、WESTERN CONFERENCEとEASTERN CONFERENCEの東西に分け、旧Ｖ・チャレンジリーグの上位3チームが、旧Ｖ・プレミアリーグチームとともにDIVISION1に参入することになりました。
いまのところ旧Ｖ・チャレンジリーグ勢である、岡山シーガルズ、PFUブルーキャッツ、KUROBEアクアフェアリーズは、強豪チームを相手に苦戦を強いられています。
富山県黒部市を本拠地とするKUROBEアクアフェアリーズは、旧Ｖ・プレミアリーグの強豪相手に粘りを見せてセットを奪うなどしていますが、EASTERN CONFERENCEで5位。
守りのかなめリベロの馬場ゆりか選手、アウトサイドヒッターながら守備の名手である和才奈々美選手がサーブレシーブ成功率で、全日本の守りの要である小幡真子選手（JTマーヴェラス）、新鍋理沙選手（久光製薬スプリングス）を抑えてリーグ全体の１、2位を占めるなど、守備力はトップクラス。この守備力と驚異的な粘りは各チームが警戒し、年明けからはさらにサーブで崩そうと対策しています。
ここぞという時の決定力不足は否めませんが、ミドルブロッカーのアールブレヒト・フレヤ選手をもっと効果的に使えるようになれば、攻撃パターンも多彩になって、平谷里奈選手、丸山紗季選手、和才選手といったアタッカー陣のアタック成功率も上がって来るのではないかと楽しみにしております。
思えばトップリーグの先輩でもある富山グラウジーズも、新リーグであるBリーグ発足後は、他のbjリーグ勢同様に苦しみましたが、今シーズンは中地区で3位とよい位置につけています。
また今年は、富山市でオールスターゲームの開催も決まり、富山グラウジーズにとってもよいシーズンとなっています。
苦しい時期もありましたが、大手企業や行政に頼るだけではなく、個人のブースターの開拓と、来場者に飽きさせない工夫など、地道な活動の成果が表れたのだと思います。
バスケットボール音痴の私ですら、県内のゲームだけではなく有明へ足を運ばせるだけの、魅力的なコンテンツがあります。
バレーボールは、一般の人々にとっては、全日本が中心で各チームを応援する文化はまだ育っていないのが実情ですが、サッカーも日本代表しか観ないという段階から始まり、今ではJリーグも応援していくという文化が根付きつつあります。
バレーボールもそのように発展していけばと願うところですが、始まったばかりの新リーグが様々な創意工夫で、バレーボール関係者だけではなく、一般のファンをどのように増やしていくか注視したいと思います。
いずれにしても、トップリーグに参戦するチームが、ハンドボールのアランマーレ、バドミントンのトナミ運輸も含め県内にはこんなにあるのですから。また、二岡智宏新監督率いるBCリーグの富山サンダーバーズや、カターレ富山の活躍にも期待したいところです。
コメント