議会レポート

令和3年3月定例会・一般質問

一問一答形式の質問の様子
一問一答形式の質問の様子

1. 芸術文化施策について

(1)音楽や演劇等の芸術文化施策について、市長自身はどのように評価しているのか
鋪田 博紀

自民党、鋪田 博紀でございます。令和3年3月定例会に当たり、一般質問並びに議案の質疑を行います。

 まず初めに、芸術文化施策について伺います。

 私の社会人のキャリアのスタートが市川市文化会館というところの舞台音響技術者であったので、これまでも芸術文化については度々質問させていただいておりますが、今日はまず、森市政における音楽や演劇等の芸術文化施策について、市長自身はどのように評価しておられるのか伺いたいと思います。

森 雅志 市長

 「森市政における」ということが聞こえなかったこととして答えたいと思いますが、富山市にとってのということだろうと思いますので、そういうスタンスでお答えします。

 芸術文化の総合的・長期的な振興を図るため、市民の創作練習の場として富山市民芸術創造センターがあります。そして、発表の場としてオーバード・ホールがあります。この2つをセットで整備された──これは塩谷市政ですかね、出発点は──大変優れた発想を当時お持ちになったというふうに思っています。

 富山駅の近くにオーバード・ホールがあって、呉羽駅の近くに練習の場があって、それは鉄道で移動ができるという環境です。特に練習の場の市民芸術創造センターは、恐らく全国にも誇れるものだろうと思います。

 一時期、職員の人とスタンダードジャズのバンドをやっていた時期も僕はありましたが、よく使いましたけれども、本当ににぎわっていて、予約が取れないこともしょっちゅうあったというくらいです。

 そして、その隣に桐朋学園の大学院大学、オーケストラ・アカデミーを誘致されるというこの3点セットの取組は、何というか、大変質の高い文化、芸術というものにつなげていこうという、相互にシンクロナイズする狙いを持った優れた整備だと思います。

 そしてもう1つ、文化という意味では、ガラスの取組が大変優れている。これはもう30年以上前からやってきているわけで、富山は職人と言われる人たちがほとんどいないところでした。それは恐らく、私の思いでは加賀藩の戦略だと思います。金沢にはわざわざ京都から人を呼んでまでつくった加賀宝生とか加賀友禅とか、その他、能登や山中塗なども含む広い範囲での伝統工芸というものがあります。旧加賀藩であります高岡には御車山祭があったり、銅器だとか様々な職人がいます。井波の彫刻、そういったものもあります。しかし、旧富山市にはそういう職人を置かなかったのは、加賀藩の戦略だろうと、前田家の戦略だろうと思います。その結果、進取の意気が高くて、非常に働く勤勉な地域となりました。でも、文化性という意味では寂しいところだったわけで、そういうときに、では何がということを考えると、戦前あったガラスの工場、薬瓶を作る技術みたいなものをベースとして、ガラスでいこうとお決めになった30年ほど前のこの発想もすばらしいというふうに思います。

 そして最初にやったのが、まずガラス作家を養成するためのガラス造形研究所──公立でガラス作家の養成学校をつくるなんていう発想は、これもまたちょっとほかにはないようなものですね。そして外国からも、最初から教授を呼んで、チェコのプラハからウラジミール・クラインさんという──一番最初の方ですけれども──教授を呼んで教育をする。そこで育った作家が創作する場、販売する場としてガラス工房、そして最後にガラス美術館というセットで当初から構想されていたわけです。

 音楽においても、ガラスという伝統ではありませんが工芸という領域においても、そういうふうにセットで最初から最終形をイメージして取り組んできている奥の深い戦略というものは大変優れたものだというふうに思います。

 例えばオーバード・ホールの優れているのは、プロの作家たちが非常に高い評価をしてくれているわけです。私が一番最初市長になったときに、永曽さんという芸術監督でしたけれども、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の1回の公演で5,000万円使うという予算を見てびっくりして、何ということだと実は思っていました。しかし、後で非常に親しくなりましたが、チョン・ミョンフンという世界的なマエストロが8回も9回も来てくれたわけです。東日本大震災が3月に起きたときに、5月にタクトを振りに来てくれた。それくらいに、なぜそういうことができるのかというと、やっぱり施設としてのオーバード・ホール、音響の優れたことなどについて高い評価をもらっているからだろうというふうに思います。

 結論としては、非常に優れた素材を持っているわけですから、今までもそうでありましたが、これからもこの素材をどう生かしていくのか、そして、市民の中に芸術文化というものについてどう定着させていくのかということが非常に大事です。

 音楽、演劇というふうにおっしゃったのでストレートではありませんが、実は市内には美術品、芸術品の優れたコレクターという人もいっぱいいるわけです。したがって、底流として流れている文化度は非常に高いところだというふうに思いますので、これからもそれをしっかりとした、何といいますか、底力にしながら、さらに発展させていくことを、これからの市もひるむことなく、ぶれることなく、しっかりやっていってほしいというふうに大いに期待をしたいというふうに思います。

(2)富山市民文化事業団の須藤晃芸術監督のこれまでの取り組みをどのように評価しているのか
鋪田 博紀

 今市長も触れられましたけれども、やはり市民の中での芸術に対するもともと持っているポテンシャルと言ったら変な言い方かもしれませんが、それが非常に高いところだということはつくづく思います。

 かつて大手の企業がスポンサーになって行われていましたジャズフェスティバル、これは全国で主要都市等以外では富山でしかやっていなかったということで、マイルス・デイヴィスが太閤山で演奏するなんていうことは考えられなかった。僕は本当に涙を流して聞いていましたけれども、そういった芸術文化に対する非常に高い理解があるので、それをしっかりとオーバード・ホールなりが支えていく。ハードというよりも、その場であってほしいなというふうな思いを持っています。

 今、音響のことに触れられましたけれども、オーバード・ホールの10周年記念コンサートを平成18年に小澤 征爾さんと新日本フィルハーモニー交響楽団でやられたときにユンディ・リが来られて、私はあのとき初めてオーバード・ホールのピアノの音のよさというのをすごく感じて、そのことを思わずブログに書いたこともありましたけれども、これからもこのオーバード・ホールという財産、それから今ほど話が出ました市民芸術創造センター、これをしっかりとつないでいくことが大事だというふうに思います。

 それから、今ほど市長の答弁の中で芸術監督のお話も出ました。私は以前、奈木さんのことについて市長に尋ねたことがありますけれども、今年度はコロナ禍で大変苦労されていると思いますが、須藤 晃芸術監督のこれまでの取組についてどのように評価されているのかお聞かせください。

森 雅志 市長

 オープン以来ですね、オーバード・ホールの、というか、市民文化事業団ができて以来、芸術監督は何人か順番にやってきていただいております。

 一番最初が先ほど申し上げました永曽 信夫さんで、大変芸術性の高いものをお呼びになっていたわけです。それは1つの取組方だと、スタイルだと思います。しかし、2,200席の中に200人しかお客さんが入っていなくても、非常に難解なオペラとか非常に難解なバレエとか演劇とかで、確かに1つのスタイルだと思いますが、果たしてそれが市民に負担していただく税で運営していく市民文化事業団のスタイルとして本当にそれでいいのかということを私は思っていました。

 永曽さんは任期満了でお辞めになって、2期やられたのか、平成7年から平成15年までということは随分やっていらっしゃる。3期。僕は平成14年に市長になっていろいろ話もしましたが、芸術性の高いものによく頑張っていただいた。しかし、もう少し一般市民も鑑賞できるようなものであってもいいのではないかというところで意見が違って、新しい市長はろくな者でないと朝日新聞に書かれたということもありました。例えば分かりやすく言うと、立川 志の輔さんの落語をやるなんていうことは彼からすると考えられないことなわけです。ミュージカルをやるなんていうこともとても考えられないことなのです。

 その後に中島 晴美さんと宮原 麻子さんという2人の女性のプロデューサーに務めていただいて、もう少し僕らも知っているようなクラシックの曲や演奏者ということなどの時期がございました。それから奈木 隆さんがミュージカルという──それも創作も含めてですね──富山市民にそれほどなじみのなかったミュージカルというものを、本当に御苦労されて質の高いものを毎年やっていただいて、彼も、日本でも名前を聞けば驚くようなビッグネームの人さえ呼んできてやっていただいた。これは市民にとって非常によかったと思います。

 つまり、難解、すごく高度な芸術性の高いプロデューサー、そして一定程度一般的なクラシック、そしてミュージカルという流れで来た後、須藤 晃監督に就任していただいたわけで、御存じのように、須藤 晃さんは尾崎 豊さんを発掘し、浜田 省吾だとか村下 孝蔵だとか、J-POPの初期の頃の優れたアーティストをどんどん発掘、育てた方です。したがって、この方が長い間培ってこられた人脈というのは今にもずっとつながってきているわけで、富山ではなかなか演奏していただけなかったJ-POP系のアーティストが富山へよくおいでになるようになってきた。金沢で演奏会をした後は新潟へ行ってしまうというような人たちを、やっぱり最初に富山へ行こうというふうに呼んできていただいたことの功績は非常に大きいと思います。玉置 浩二さんなんて毎年富山でやってくれるということです。

 それに加えて、クラシックとポップスの融合みたいな今まで誰も思いもつかなかったようなことをやっていただいたり、世界的に有名なタップダンサーを呼んでもらったり、科学博物館の中でコンサートをしようというような、富山市が有する様々な資源というものを今まで思いもつかなかったような形で芸術や文化や音楽と融合させるという新しい取組もやっていただいているわけで、次の展開をうまく開いてくれたなというふうに感謝をしております。

 現在、中規模ホールの整備に向けても本当に中心的なアドバイザーとして、こういう機能があるべきだ、こうあるべきだということの提言もいただいていますので、芸術監督としての評価という意味でいうと、私は非常に高く評価をいたしております。

(3)中規模ホールが整備されることによって本市の芸術文化の振興にどのような効果がもたらされていると考えているのか
鋪田 博紀

 今ほど、中規模ホールにも須藤さんの役割というのは非常に重要だというお話がありましたけれども、私は市民芸術創造センター、それからオーバード・ホールに加えて、やはり中規模ホールがないと本当の意味でのハードとして、芸術文化の拠点としての機能というのは果たせないというふうに思っておりますので、この中規模ホールが整備されることによって本市の芸術文化の振興にどのような効果がもたらされるのか、見解をお伺いします。

前田 一士 企画管理部長

 中規模ホールを整備することによる効果といたしましては、以前から御説明しておりますとおり、このホールは客席数を600から700席程度とする計画であり、このことによって──先ほど市長からもお話がちょっとありましたけれども──これまで2,200席あるオーバード・ホールでは開催が敬遠されていた演劇や音楽など様々なジャンルの公演のほか、比較的小規模なグループや団体などによる文化活動などにおいても利用されるようになるため、市民が優れた芸術文化に親しむ機会の充実や市民の文化活動の発表の場の拡充が図られることになるものと考えます。

 加えまして、ホールの客席を全て移動式とすることで、ファッションショーなど多種多様な利用形態が可能となるため、市内で開催されるイベントの種類や内容がこれまで以上に充実するものと思っておりまして、本市にとりましてもこのことの意味は大変大きいものと考えております。

 こうしたことによりまして、芸術文化に関心を持つ市民の裾野がさらに広がり、文化活動に参加する機運の高まりや次の時代の芸術文化を担う人材の育成につながっていく効果も期待されます。

 これ以外にも、中規模ホールと民間施設等が一体的に整備されることは、現在本市が進めておりますブールバールの再整備と相まって富山駅北エリアの魅力を一層高め、都市のにぎわいや人々の交流の一層の促進に大きく寄与するという相乗効果が期待できるものと考えているところであります。

森 雅志 市長

 今の前田企画管理部長からの答弁の中にも触れてありましたが、もっと具体的に言うと、一番富山で難しかった邦楽です。歌舞伎、邦楽。例えば、坂東 玉三郎さんをお呼びして踊りの会をするとか、そういうことが今までオーバード・ホールでは客席が大き過ぎてできなかった。あるいは舞台の素材の問題もあります。そのことについても中規模ホールが担っていくということは、本当の新しい領域の邦楽の世界にも鑑賞の機会を広げることができるということが1つの魅力だろうというふうに思っています。

(4)使用人数制限にともなう芸術文化施設の使用料減免について、対象期間を延長してはどうか
鋪田 博紀

 ありがとうございます。

 もともとあの中規模ホールの整備を提言したとき、邦楽のイメージは実はなかったのですが、例えばサントリーホールとかはメインホールの両サイドにフラットなホールがありまして、外国なんかへ行くとその規模のフラットなホールは当たり前だったので、これまでの既成概念にとらわれず、そういうのが整備されたらいいなというふうに思っていたので、今後とも期待をしたいところであります。

 さて、次はちょっと新型コロナウイルスのことにもなりますけれども、現在、令和2年6月24日から使用人数の制限に伴う芸術文化施設の使用料の減免が行われております。これは例えば補助金を出して活動してもらうとかではなくて、減免をしていただくということが非常にみそだったというふうに思いますが、これは、3月31日までが対象期間となっております。これを延長することを提案いたしますが、御見解をお願いいたします。

前田 一士 企画管理部長

 新型コロナウイルスの感染収束が見通せない状況の中、市では感染防止に努めながら、少しでも鑑賞や発表など市民の芸術文化活動が継続されるよう、国や県の指針に基づき、施設の収容人数が制限される期間中におけるオーバード・ホールなどの施設の利用について、使用料の50%を減免する措置を──今ほど御紹介いただきましたが──昨年6月から開始しているところであり、本年2月末までに約3,800件の減免申請があり、減免額の合計は約920万円に上っております。

 市ではこの減免措置の適用期限を今月末までとしておりますが、これを延長するのかどうかにつきましては、今後の新型コロナウイルスの感染状況等を十分踏まえた上で適切に判断してまいりたいと考えております。

2. 市民プラザについて平成31年4月1日に、旧「株式会社まちづくりとやま」と合併した「株式会社富山市民プラザ」について、合併の効果と今後の期待について

鋪田 博紀

 ぜひまた検討していただきたいと思います。

 次に、富山市民プラザについて伺います。
富山市民プラザについては、平成21年度ぐらいから自民党会派のほうから株式会社まちづくりとやまと統合してはどうかという提言もし、委員会等でも議論をさせていただきました。平成22年の3月定例会でも委員会を中心に議論があったところであります。

 富山市民プラザと旧株式会社まちづくりとやまにつきましては、平成31年4月1日で合併したわけでありますけれども、合併の効果と、また今後の期待についてどのように考えていらっしゃるのか答弁を求めます。

3. 教育におけるコロナ対策について

(1)富山市立学校新型コロナウイルス感染症対策検討会議の成果について
鋪田 博紀

 この統合については、当時、浅生 幸子議員が委員長で、私が会派の担当の部会長をやっていて、こういった議論をしていたことを思い出しながら質問をつくっていたのですけれども、コロナ禍ということでこれからということではありますが、非常に期待をしています。

 象徴的にちょっと変わったなと思ったのがポスターですね。グランドプラザに貼られているポスターが非常に何かあか抜けてきたなとか、みうらじゅんフェスなど、ちょっと考えられない面白い企画を立ち上げたり──どなたが手を挙げてやられたのか分かりませんけれども──非常に期待をしているところであります。

 ここまで、過去の振り返りも含めて、ちょっと質問させていただきました。オーバード・ホールや、市長からガラスのことも経緯について説明していただいたり、富山市民プラザの合併の経緯についてもここで説明をしていただくことで、もう一度過去のことを振り返りながら次のことに取り組む必要があるということもありまして質問をさせていただきました。

 さて、ここからは教育の質問に移りたいと思います。

 教育における新型コロナウイルス感染症対策についてであります。

 これは昨年6月定例会でも質問をいたしましたけれども、ちょうど昨年の2月28日金曜日で学校は休業で、その日は──小学校で私はドッジボールチームの監督をやっているものですから──この後チームの活動を無期限停止することを子どもたちに伝える非常につらい日でした。北信越大会を控えていたので、そのことの中止も伝えたのですが、子どもたちはもう反応を示さない。顔が凍りついておりました。

 また、当時の4年生に3年時から定期的にゲストティーチャーとして総合学習のお手伝いをしていました。科学博物館の太田先生も一緒に加わっていただいて、地域の自然のことについて学び、そして、その4年生の子たちが最後に地域に対してプレゼンをして、よかったものについては地域で取り組んでいこうということを企画していたのですが、残念ながらコロナ禍で最後の仕上げができなくて非常につらい思いをしたことを今思い出しています。

 そのことを踏まえて、やはり学校がしっかりと安全で安心して授業ができる、そういう環境をつくる必要があるということで、議会として専門家の対策会議を立ち上げるように提言したわけでありますが、この富山市立学校新型コロナウイルス感染症対策検討会議の成果について答弁をお願いいたします。

宮口 克志 教育長

 本市では、新型コロナウイルス感染症に関する学校での課題について、医学的知見に基づき適切な対策を検討するため、子どもの感染症に詳しい医師を中心に、保健所や学校、教育委員会等の職員で構成する富山市立学校新型コロナウイルス感染症対策検討会議を昨年5月に設置いたしました。

 これまでに会議を5回開催し、学校内の消毒・清掃の方法や給食の実施方法など、様々な対策を検討してまいりました。中でも、新型コロナウイルス感染症が未知のものであり、学校における感染対策が全国的に過度となっていることから、検討会議では子どもの世界的な感染状況や統計情報などを踏まえ、対策を適切に緩和するよう議論してきたところであります。

 例えば第1回目の会議では、フェースシールドや各机のつい立ては学校現場では不要であることを確認し、第2回目は、熱中症対策のため登下校のときなどはマスクの着用を求めないことなどを確認しております。

 検討結果は各学校──これは幼稚園も含んでおります。今後、各学校というふうに表現させていただきたいと思いますが──にリーフレットの形式で伝え保護者に一斉に配布するとともに、各学校や市のホームページ等で広く公開するなど、情報とその理解の共有に努めているところであります。

 また、検討会議の委員である医師から助言を得て作成した「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」及び「新型コロナウイルスの感染者発生時の対応マニュアル」を各学校へ発出するとともに、対策をする上で学校現場から寄せられた200問を超える質問について医師から回答をいただき、「質問回答集」として取りまとめて各学校に送付しております。

 こうしたことにより、授業や課外活動など学校生活の場面場面に応じた感染リスクを適切に低減するとともに、感染症対策により生じていた児童・生徒や教職員等の心や体の負担の軽減が図られたものと考えております。

 さらに、合唱コンクールや卒業式、入学式など学校行事を開催する際の対策に関する指針も作成しており、この指針や「質問回答集」等に基づき、各学校においては安心して学校行事を実施しているところであります。

 感染症対策の長期化に備えるため、引き続き専門家による検討やアドバイスを得ることが必要であると考えており、来年度においても本検討会議を適宜開催することとしております。

(2)コロナ対策について、県や他市町村との情報共有等の連携について
鋪田 博紀

 この対策会議については種市先生が座長ということで、大変積極的に関わってくださっているということで、本当に富山市はそういう──山城先生もそうですが──専門家の方たちが本当に一生懸命取り組んで協力してくださっていることに感謝したいなというふうに思います。

 この新型コロナウイルス感染症対策の質問を昨年6月の定例会でまずしたときは、そのことをブログに書いたのですけれども、他の市町村、具体的に言うと東京都のある議会のほうからの問合せがあったりとか、いろんなところから問合せがあったのですけれども、これはやはり──あとは私、先ほどドッジボールの話をしましたが、ある監督さんは県内の教育関係者で、富山市教育委員会はいいなと、こっちにも情報をくれないかなみたいな話もされていたのですけれども、ホームページ等でも我々はQ&A集を見ることができます。これはぜひ地域の方々にも学校はこんなふうに取り組んでいるんだよということを知っていただきたいと思いますので、ぜひ御覧いただきたいなというふうに思いますが、あわせて県や他市町村との情報共有も大変いい資産だと思います。当然アップデートはどんどんしていかなければいけませんけれども、情報共有の連携についてどのようにお考えになっているのか答弁をお願いいたします。

牧田 栄一 教育委員会事務局長

 県や他市町村との連携につきましては、文部科学省や県からの新型コロナウイルス感染症対策に関する情報は速やかに各学校に伝えるとともに、県内他市町村から本市の対応に関する問合せがあったことから、本市が作成したガイドラインや対応マニュアルを県内全ての市町村教育委員会に提供しているところであります。

 今後も県や他市町村と情報共有しながら感染症対策に取り組んでまいりたいと考えております。

(3)進級、進学に向けて、年度内に学習内容がすべて履修されるのか、また、履修するための取り組みについて
鋪田 博紀

 引き続き、教育における新型コロナウイルス感染症対策について伺います。

 もうすぐ3学期が終わるわけでありますが、進級、進学に向けて年度内に学習内容が全て履修されるのか非常に心配をされるところでありますけれども、まず履修されるのか、また、履修するための取組をどのように行っているのかお伺いいたします。

牧田 栄一 教育委員会事務局長

 本市小・中学校では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、昨年4月13日から5月31日までを臨時休業としました。

 文部科学省の通知では、小学6年生、中学3年生以外の児童・生徒に係る教育課程に関する特例的な対応として、今年度計画している学習内容について指導を終えることが難しい場合、次年度以降に移して学習することができるとしております。

 しかしながら本市では、夏季休業を10日間に短縮したり各小・中学校において教育活動の工夫を行うことで、市内全ての小・中学校において年度内にその学年の学習内容を履修することができるものと考えております。

 各小・中学校における教育活動の具体的な取組としましては、1つに、「社会に学ぶ14歳の挑戦」の中止や学習発表会等の学校行事の縮小により授業時間を確保する、2つに、行事等の内容の見直しによる準備や当日の運営にかかる時間を縮減する、3つに、授業においては学校でしかできない児童・生徒同士が関わり合う協働学習等を充実し、1人でも取り組める学習のまとめや反復練習等を家庭学習とする、4つに、休み時間や放課後等を利用した質問教室を設定するなどが挙げられます。

(4)学校行事の縮小・中止などによる子どもの心と身体に与える影響を軽減するための学校の取り組み、PTAなど関係する団体との連携、地域と連携した取り組みについて
鋪田 博紀

 加えて、個々の先生たちも本当に履修に向けてどうしたら短い時間で分かりやすく伝えられるのかということも研究されているようで、これは休業期間中でしたけれども学校を訪れたときに、動画を撮り合って子どもたちにうまく伝わっているのかということを──もともと配信用にそれをされていたのですが、それを機会に動画を撮って、お互いに撮り合いっこしてチェックをしたりというふうな工夫をされていたこともちょっと御紹介したいと思います。
さて、今ほど学校行事の縮小等々の話もありましたけれども、先日、3月4日ですか、報道にもありましたとおり、コロナ禍の影響で心身に与える影響というようなことについて教育委員会のほうで今調査をされているというようなこともありました。

 この学校行事の縮小や中止などによる子どもの心と体に与える影響を軽減するための学校の取組、あるいはPTAなど関係する団体との連携、それから地域と連携した取組について、もしあればお答えください。

牧田 栄一 教育委員会事務局長

 議員御指摘のとおり、新型コロナウイルス感染症対策のため、ソーシャルディスタンスの確保や活動の制限等は児童・生徒にとって心理的・身体的影響があるものと認識しており、各小・中学校ではその影響を軽減するため様々な教育活動の工夫をしております。
その具体的な取組としましては、1つに、マスクを外すため会話を制限されている給食の時間に、校内放送で音楽を流したりクイズを出題するなどしてリラックスできる雰囲気をつくる、2つに、始業前や休憩時間に人と人との距離を保ちながら軽いランニングやストレッチを行うなど、体を動かすことで気分転換を図る、3つに、宿泊を伴う校外学習の代替として、日帰りによるオリエンテーリングや野外炊飯など自然に親しむ活動を行う、4つに、中学校における県外への修学旅行の代替として、立山黒部アルペンルートや五箇山集落等、県内の名所を巡る旅行を行う、5つに、運動会の代替として、スポーツ記録会やダンス発表会など、児童・生徒の活動の積み重ねの成果が発表できる場を設定するなどの工夫をしております。
またPTA等と連携した具体的な取組としましては、夏季休業中に親子で学校の体育館やグラウンドで宿泊する行事等の代わりに、1つに、校区内ウオークラリーや走り方教室、スケート体験教室等の体育的な活動を行う、2つに、親子でのデザイン書道や校内放送を利用した読み聞かせといった文化的な活動を行うなどが挙げられます。
さらに地域と連携した具体的な取組としては、実際に地域に出かけて交流する代わりに、1つに、地域にある高齢者施設等の利用者と手紙やビデオレターを通して交流する、2つに、自治振興会等と連携し地域からゲストティーチャーを招き、地域の特産物についての講義や収穫祭を行うなどが挙げられます。
これらのように、コロナ禍においても様々な機会を捉え、感染症対策を行った上で児童・生徒がやりがいや充実感を持つことができる取組を工夫することで、心や体の健康を保てるようにしております。

4. コロナ後を見据えた公共交通のありかたについて

(1)公共交通の利用状況光について
鋪田 博紀

 どんな小さな取組でも、それがやっぱり積み重なっていくことで子どもたちのそういった心や体の問題に少しでも寄与できたらなという思いで地域もPTAも取り組んでいらっしゃると思うのですが、学校のほうでも引き続き連携をしながらお願いしたいなというふうに思います。

 それでは次に、時間がなくなってまいりましたので次の質問に行きます。

 コロナ後を見据えた公共交通の在り方についてお尋ねいたします。

 まず公共交通の利用状況についてでありますが、定期利用は戻りつつあるというふうにも聞いておりますが、現在の利用状況についてお聞かせください。

中村 雅也 活力都市創造部長

 昨年4月から本年1月までの10か月間の公共交通の利用者数は対前年比で、富山地方鉄道が運行する鉄道が23%減、路面電車が27%減、路線バスが24%減、あいの風とやま鉄道が27%減、タクシー事業者が全体で53%減となっております。

 そのうち本年1月の利用者数は対前年比で、富山地方鉄道の鉄道が8%減、路面電車が14%減、路線バスが22%減、あいの風とやま鉄道が19%減、タクシー事業者が全体で55%減と、鉄道や路面電車は一定程度回復の傾向が見られますが、路線バスやタクシーについては、大雪の影響による運休などもあり、前年と比較して引き続き大幅に減少している状況にあります。

 交通事業者からは、昨年6月以降、鉄軌道、路線バスの通勤・通学定期の利用者は一定程度回復しているものの、年末年始に県をまたぐ外出についての自粛要請があったことや国の緊急事態宣言の影響により、観光客やビジネス客などの利用が低迷していることから、依然として経営に大きな影響が生じていると伺っております。

(2)今年度の公共交通事業者への支援内容について問う
鋪田 博紀

 代表質問の答弁にも少しあったと思うのですが、改めて今年度の公共交通事業者への支援内容について簡単にお聞かせください。

中村 雅也 活力都市創造部長

 新型コロナウイルス感染拡大により影響を受けている公共交通への支援といたしましては、これまで、1つに、感染拡大防止のため、鉄軌道、路線バスの車内の密度を上げないよう、減便せずに運行を維持した経費、令和2年4月から9月分に対する支援、2つに、車両の抗菌、抗ウイルス処理などの感染拡大防止対策の費用に対する支援、3つに、サービス維持を図るため、タクシー事業者の車両維持経費、令和2年4月から9月分に対する支援について、令和2年9月補正予算で補助金の交付を行っているところであります。

 また、コロナ禍における安全な公共交通の利用方法を広く周知、PRするため、本市ではポスターやタクシー車内用ステッカーを作成し、駅舎や車内に掲示していただいているところであります。

 しかしながら現在も、新型コロナウイルスの感染を恐れる高齢者などが外出を自粛している傾向にあることや、企業における在宅勤務や遠隔会議といったリモートワークの普及など、新しい生活様式の浸透により移動需要そのものが減少している状況は継続しており、公共交通の利用は回復していない状況にあります。

 このことから、鉄軌道や路線バスについては県や沿線自治体と連携し、令和2年10月から令和3年3月分の運行に対する経費や車両の抗菌、抗ウイルス処理などにかかる経費への追加支援、また、タクシーについては令和2年10月から令和3年3月分の車両の維持経費への支援、さらに市独自の取組として、地域などが主体となって運行しているコミュニティバスに対する支援についての補正予算を今議会に提案しております。

(3)来年度以降の支援の方針について
鋪田 博紀

 続きまして、来年度以降の支援の方針についてお伺いいたします。

中村 雅也 活力都市創造部長

 公共交通の利用については、今後、新型コロナウイルス感染症が収束に向かうことで、社会生活や経済活動における移動の需要が一定程度回復するものと考えておりますが、新しい生活様式の浸透から、移動需要そのものが減少している状況は今後も続くものと推測しております。

 そのような中、交通事業者におかれましては経費節減などの自助努力に努めておられますが、なお経営状況は大変厳しいものと考えております。

 本市としましては、公共交通は市民の社会生活や地域の経済活動において必要不可欠な公共財であり、本市のコンパクトなまちづくりにおける要であることから、今後の利用状況を踏まえ、公共交通の持続的な運営が可能となるよう来年度以降につきましても必要な支援を行ってまいりたいと考えております。

(4)利用促進に向けて利用状況分析に取り組む必要があると考えるが
鋪田 博紀

 新しい生活様式、ライフスタイルが変わるということで、交通事業者にもこれまでどおりではいけないということを認識していただく必要も同時にあるのだと思います。それに合わせた形の新しい支援の仕方ということを考えていかなければいけないのだろうと思います。

 そこで、先ほど市長からも紹介がありましたが、イーグルバスですとか、あるいはみちのりホールディングス、これはリアルタイムではなくてアンケートを中心にやっている会社ですけれども、利用促進に向けて利用状況分析をしっかりやる。そのことで市民の方にもこういうデータがあって、こういう支援が必要だね、税金投入をする妥当性があるねということを分かっていただくためにもそういった分析をする必要があると思いますが、所見を伺います。

中村 雅也 活力都市創造部長

 今ほど議員からも御紹介がありましたイーグルバスでございますけれども、埼玉県内で路線バスなどを運行する事業者で、バスの車内における乗降客数を計測するセンサーやGPS装置の設置により、時間帯ごとの混雑状況や運行の遅延状況を把握し、そのデータを運行ダイヤの見直しや路線統合によるハブバスターミナルの設置などに活用する先進的な取組を行っておられます。

 人口が減少し少子・超高齢化が進行する、また、コロナ禍におけるリモートワークなどの新しい生活様式が浸透していく中、公共交通利用者の大幅な増加が見込めないということで、イーグルバスのような利用状況を分析しデータを活用して利用促進に取り組むということは、今後さらに重要になってくるというふうに認識しております。

 このことから、本市では新たな取組といたしまして、令和3年度に富山大学と富山地方鉄道と市が連携し、富山地方鉄道が63歳以上を対象に販売している鉄道、市内電車、路線バスなどが乗り放題になるフリーIC定期券「ゴールドパス」を富山市民向けに低価格で販売する社会実験を行うこととしており、この事業に係る予算を今議会に提案しております。

 この社会実験では、IC定期券の利用情報データを取得し、そのデータから利用頻度や乗降時間帯及び利用の多いルートなどの利用状況を分析し、利用実態に合わせた利便性の向上に向けた運行ルートやダイヤの見直しや、高齢者に配慮した施設のバリアフリー計画、ノンステップバスの効率的な運用、さらに、時間帯や曜日などの利用条件を限定し、低価格なサブスクリプション(定額制のサービス)の導入の実現に向けて、富山大学や富山地方鉄道と検討し、さらなる公共交通のサービスの向上に努めていきたいと考えております。

5. ほとり座、総曲輪ベースなど民間主体のまちづくりについての評価について

鋪田 博紀

 次の質問に移りたいと思います。

 民間主体のまちづくりについてであります。

 先ほどフォルツァ総曲輪の話もありましたが、現在フォルツァ総曲輪は、ほとり座さんが映画館の運営をされています。ほとり座さんに替わって強く感じたのは、コーヒーがとってもおいしくなったということでありますが、民間主体のまちづくりが──例えばSOGAWA BASEもできましたけれども──進んできたことで、ちょっと小さなことですけれども、富山市内の中心エリアには実においしいコーヒー屋さんがたくさんあって、どこも豆のひき売りもしてくれています。ちょっと個別の店の名前を挙げるわけにはいきませんが、定期的にそれらの店で順番に豆を買ったりもしています。コーヒー文化のとっても豊かなまちになってきました。

 この民間主体のまちづくりについてどのように評価されているのかお答えください。

中村 雅也 活力都市創造部長

 議員からもお話のありましたほとり座でございますけれども、昨年6月にオープンしておりまして、シネマコンプレックスとは一線を画した、独自文化を生み出し発信することができる施設として、特色ある良質な作品を展開することで着実に富山の映画ファンを拡大しており、入場者数は当初の見込みを大幅に上回っていると伺っております。

 また、昨年7月にオープンしたSOGAWA BASEでございますが、県内産の生鮮食品や国内外から集められた食料品の専門店、さらに県内の個性的で魅力あふれる飲食店が出店し、多くの若者や家族連れ、高齢者など幅広い世代の方々で連日にぎわっているところであります。

 このほか、空き地を有効活用し複数のコンテナハウスを連ねた、おしゃれな空間で飲食を楽しめるあまよっと横丁、さらに、新規出店サポート事業補助金を活用し出店された、国内厳選食材と伝統工芸品の食器にこだわった高級和食店やシニア層向けのエステサロンなど、個性的で特色ある店舗がまちなかに増えてきております。

 昨年5月下旬に国の緊急事態宣言が全面解除となり、6月にほとり座、7月にSOGAWA BASEが相次いでオープンしており、総曲輪通りの歩行者通行量はコロナ禍においても、昨年7月以降、1日当たりの月平均歩行者数は前年同月比を常に上回っており、特に7月の1日当たり平均歩行者数は平日で8.2%、土曜、日曜、祝日で27.4%前年を上回る結果となっております。このことは、これまでまちなかにはあまり見られなかった個性的で魅力的な店舗が増えてきたことによって新たな来街者が増えていることとともに、回遊性が増し、まちなかの滞在時間が伸びていることが要因であると考えております。

 いずれにしましても、これまで行ってきた市内電車の環状線化や南北接続事業をはじめとする公共交通の整備はもとより、グランドプラザ、TOYAMAキラリなどのにぎわい施設の整備など、本市が進めてきた中心市街地の活性化に向けた様々な取組が成果となって現れてきた結果であり、加えて、花でまちを彩り、捨て看板や落書きもなく、おしゃれで安心感のある居心地のよいまちなかとなり、来街者の増加につながっているものと考えております。
また、こうしたことがさらに民間事業者の投資を呼び込むことになり、今回のような若い経営者の方々に魅力的なまちなかと評価され、個性的で魅力のある店舗の出店につながっているものと考えております。

6. アスベスト除去対策について本年度までとなっているアスベスト除去対策についての民間建築物に対する補助について

鋪田 博紀

 とかく再開発ばかりに注目されるのですけれども、こういった地道な取組、これからもやはり続けていく必要があるというふうに思っています。

 続いて、アスベストの除去対策について伺います。

 本年度までとなっていますアスベスト除去対策について、民間建築物に対する補助について今後どのようにされていくのか。国では一応令和7年度までというようなことも出ておりますが、その辺について市はどのように対応されるのかお聞かせください。

中村 雅也 活力都市創造部長

 平成27年度から実施しております富山市民間建築物吹付けアスベスト除去等支援事業は、市民の健康への影響が懸念される建築物の吹きつけアスベストの除去などに要する費用の一部を、国の交付金制度を活用しながら助成しているものであります。

 これまでの実績につきましては、平成27年度から令和元年度まででは39件に補助を行っており、今年度は27件に補助することとしております。

 なお、市の支援事業につきましては、アスベスト除去等に係る国の交付金制度が当初は令和2年度末をもって終了する予定であるということでしたから、国に合わせて市も今年度末をもって終了することとしております。

 しかしながら、昨年末に国土交通省より当該事業の延長、見直しを予定している旨の案内があったことから、今後公表される国の交付要綱や民間建築物のアスベスト除去支援に係る要望などを踏まえて、本市における今後の対応について検討してまいりたいと考えております。

7.市営住宅等の機関保証制度導入について

鋪田 博紀

 続きまして、市営住宅についてお伺いいたします。

 これまで市営住宅の家賃等については、平成25年の3月定例会で代理納付について提言をいたしまして、平成27年度から開始ということになりました。また、機関保証については平成28年の6月定例会で提言をいたしましたが、今回議案にも関連してきますけれども、議案となっています富山市賃貸住宅及び賃貸店舗の設置・管理に関する条例等の一部を改正する条例制定の件に関連して、市営住宅等の機関保証制度導入について、これはどのように運営をされていくのかお尋ねいたします。

舟田 安浩 建設部

 市営住宅等の入居につきましては、近年身寄りのない単身高齢者等が増加していることなどから、入居契約の際、連帯保証人を確保することが一層困難となりつつあります。

 機関保証制度の運用につきましては、今議会に提案しております条例の改正後に、国土交通省に登録されている家賃債務保証業者の中から選定を行い、保証内容について市と保証業者で協定を締結し、令和3年の夏頃を目途に運用を開始したいと考えております。

 なお、機関保証制度の導入につきましては、市のホームページ等で周知を図るとともに、指定管理者や市営住宅課の窓口において相談を受けたものについては保証業者を紹介し、円滑に入居できるよう努めてまいりたいと考えております。

8.豪雪時の公園の活用について

(1)雪置き場として公園を利用した実續について
鋪田 博紀

 制度の導入に当たっては、スムーズな運用がされますよう期待をしております。

 続きまして、豪雪時の公園の活用についてお伺いいたします。

 豪雪についてはこれまでも質問がたくさんありましたけれども、この豪雪で排雪をする場所として、雪置場として公園を利用することが、雪を仮置きする場所として幾つかの条件を付して街区公園を開放することをホームページに掲載をされて、その対応を取られていたわけであります。ただ、大変急なことだったのでそれがうまく伝わらなかったり、あるいは実際に公園に雪を仮置きする際に重機で傷める可能性があるのでちょっとそこはできないとか、いろいろ調整が十分されなかったところもあるのですけれども、この雪置場として公園を利用した実績についてどのようになっているのかお答えください。

舟田 安浩 建設部

 今回の大雪では記録的な積雪となったことから、地域に協力をいただいている除排雪において、ふだん利用させていただいている空き地や農地だけでは雪置場が足りなくなり、複数の自治振興会から公園を利用させてほしいと申出があり、これを受け公園を雪置場として利用していただいたところであります。

 その利用に当たっては、1つに、破損防止のため、遊具などの公園施設周辺に雪を置かないこと、2つに、利用者が運搬中の安全対策を講じることなどの注意事項を守っていただくことを条件として、本年1月14日に地区センターを通じて各町内会等に案内し、翌15日には市のホームページにも掲載したところであります。

 議員お尋ねの利用実績といたしましては、藤ノ木校区の藤の木緑台公園ほか計51か所の街区公園や、城東ふれあい公園、水橋東公園などの比較的規模の大きい公園の駐車場の一部で除雪の雪を受け入れたところであります。

(2)今後、公園工事等を行う際には、雪置き場を想定して整備することが望ましいと考える。今後の整備方針について
鋪田 博紀

 そこで、今後はより多くの町内会から雪を仮置きする場所として公園を利用されるということを希望されることが多くなるのではないかというふうに思いますけれども、面積が小さい街区公園では、雪を仮置きするスペースとしては非常に不向きな施設配置であることも考えられます。

 そこで、今後公園の整備等の工事を行う際には雪置場を想定して整備をしていくことが望ましいというふうに考えておりますけれども、御見解をお願いいたします。

舟田 安浩 建設部

 議員御指摘のとおり、街区公園はそれほど広くない面積の中に遊具や照明灯、安全柵などが設置されており、入り口も狭いことから、雪置場には不向きな場合もございます。

 しかしながら、今回のような記録的な大雪の場合には雪置場の確保が難しく、市民生活に支障を来すおそれがあることから、今後は公園の再整備や老朽化した施設の更新を行う際には、雪置場を想定した施設配置等について地元町内会の御意見を伺いながら検討してまいりたいと考えております。

9.都心地区における地域主導型除雪の在り方について問う

鋪田 博紀

 最後に、同じ除雪のことなのですけれども、都心地区における地域主導型除雪の在り方についてお伺いしたいと思います。

 都心地区においては、証明書の発行業務とかをしていない関係で都心地区の地区センターの職員の配置が他の地区センターよりも少ないということや、あるいは市役所とそれほど降雪量が変わらないのではないかというふうに思います。

 そんなことを考えますと、こういった都心地区では地域主導除雪ではなくて市主導除雪としていくことが望ましいと思います。ただ前提としては、この公園は雪を置いても大丈夫とか、そこはしっかりと地域でコンセンサスを得ることは当然していかなければいけませんけれども、出動命令等の体制については市主導型とすることが望ましいと思いますけれども、御検討いただくことはできないでしょうか。見解をお願いいたします。

舟田 安浩 建設部

 本市では地域の代表者が除雪業者に直接指示をする地域主導型除雪を導入しており、代表者の方が積雪状況に応じて除雪路線の優先順位や局所的な除雪指示ができるなど、地域にとってきめ細やかな除雪対応ができるものと考えております。

 一方で市主導型除雪の場合は、市職員がパトロールを行い積雪や降雪の状況を確認し、除雪業者に直接除雪出動の要請を行うため、広範囲にわたって狭隘な生活道路の多い都心地区では、パトロールに時間を要することや局所的に除雪が必要な場所の状況把握などが難しいことから、市主導型除雪では迅速な除雪対応が困難であると考えております。

 このため、都心地区の地域主導型除雪を行わず市主導型除雪のみで対応することにつきましては、現時点では考えていないところではありますが、地域主導型除雪について御意見等がないか、地区センターなどを通じて代表者の方にお伺いしたいと考えております。

鋪田 博紀

 これまで考えられないような雪の降り方でありましたけれども、今後こういうことが起こり得る可能性も否定できないわけでありますので、しっかり除雪体制については、また住民の方も一緒に巻き込んで、どんな形が望ましいのか議論していけばいいのではないかと思います。
これで一般質問を終わります。

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質問

  1. 芸術文化施策について
    1. 音楽や演劇等の芸術文化施策について、市長自身はどのように評価しているのか
    2. 富山市民文化事業団の須藤晃芸術監督のこれまでの取り組みをどのように評価しているのか
    3. 中規模ホールが整備されることによって本市の芸術文化の振興にどのような効果がもたらされていると考えているのか
    4. 使用人数制限にともなう芸術文化施設の使用料減免について、対象期間を延長してはどうか
  2. 市民プラザについて平成31年4月1日に、旧「株式会社まちづくりとやま」と合併した「株式会社富山市民プラザ」について、合併の効果と今後の期待につい
  3. 教育におけるコロナ対策について
    1. 富山市立学校新型コロナウイルス感染症対策検討会議の成果について
    2. コロナ対策について、県や他市町村との情報共有等の連携について
    3. 進級、進学に向けて、年度内に学習内容がすべて履修されるのか、また、履修するための取り組みについて
    4. 学校行事の縮小・中止などによる子どもの心と身体に与える影響を軽減するための学校の取り組み、PTAなど関係する団体との連携、地域と連携した取り組みについて
  4. コロナ後を見据えた公共交通のありかたについて
    1. 公共交通の利用状況光について
    2. 今年度の公共交通事業者への支援内容について
    3. 来年度以降の支援の方針について
    4. 利用促進に向けて利用状況分析に取り組む必要があると考えるが
  5. ほとり座、総曲輪ベースなど民間主体のまちづくりについての評価について
  6. アスベスト除去対策について本年度までとなっているアスベスト除去対策についての民間建築物に対する補助について
  7. 市営住宅等の機関保証制度導入について
  8. 豪雪時の公園の活用について
    1. 雪置き場として公園を利用した実續について
    2. 公園工事等を行う際には、雪置き場を想定して整備することが望ましいと考える。今後の整備方針について
  9. 都心地区における地域主導型除雪の在り方について

答弁

一問一答のため質問と併せて掲載してあります

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