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野郎二人で宝塚観劇、星組『宝塚花の踊り絵巻/愛と青春の旅だち』

10月の末に、友人と二人で宝塚歌劇団星組公演『宝塚花の踊り絵巻(レビュー)/愛と青春の旅だち(ミュージカル)』の2本立ての公演を観劇してきました。

友人は宝塚初体験で、野郎二人で宝塚大劇場珍道中です。

きっかけは児童クラブの行事の反省会(というか飲み会)。

反省会で私が宝塚ファンだということをカミングアウトしたら、参加されていた保護者の中に熱心な宝塚ファンがたまたまいらして、その方と宝塚ネタで盛り上がっていたら、そばにいた男性の友人が「しきちゃん、そんなに宝塚面白いんなら俺も一度観てみたい」といったのがはじまり。

妻と行くつもりでチケットを2枚買ってあったので、このことを妻に相談したら、「是非連れて行ってあげなさい」と快く承諾が出ました(宝塚ファンは仲間を増やすことに協力的なのです)。

この作品は、リチャード・ギア主演による同名のアメリカ映画(1982年)が原作で、一緒に行った友人も何度も見たことがあるということでしたが、私は1度だけテレビで観ただけだったので、一番印象に残っているといえば、主人公である海軍士官養成学校の生徒ザック・メイヨと学校の鬼教官のフォーリー軍曹のやりとりがあるラストシーンでした。

主人公と恋人ポーラのやりとりは何故か印象にないんですが...みなさんはどうでしょうか?

宝塚版ではザック・メイヨは柚希礼音さん、ポーラは富山市出身の夢咲ねねさん、フォーリー軍曹は凰稀かなめさんというキャスティングで、私が思うに、トップとしては現在の宝塚ベストカップルの柚希・夢咲コンビですので、安心してというか予想通りの出来栄えで、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

原題が「An Officer and a Gentleman」ですから、直訳すれば「士官と紳士」あるいは「将校と紳士」といったところでしょうか?この意味が、舞台を観てよく理解できました。

ぜいたくを言えば予想の範囲内にこじんまりと収まってしまった感もありますが...

一方、ちょっと不安だった凰稀さんの鬼軍曹でしたが、なかなかどうして。ご本人には合わないと思われるキャラを、原作とは全くちがうものに作り替えて、ちょっとアニメキャラっぽい新たな鬼軍曹ぶりでした。

もしかしたら凰稀ファンには不満があったかもしれませんが、2番手スターならではの役づくりで、トップスターになったらああいう役はやりたくてもやらせてもらえませんから、とても美味しい役だったのではないかと思います。

今月には、宙組公演『誰がために鐘は鳴る』を長男と観劇予定です。中学校の修学旅行で観劇した、鳳蘭・遙くららコンビによる作品の再演です。

長男が、宙組2番手スターの蘭寿とむさんのファンで、彼も楽しみにしています。「え~、男が宝塚~?」なんて言わないで、機会があったら是非観てください。以前は男性ファンも半分ぐらいはいたそうですから(女性ファンが圧倒的に増えたのは「ベルサイユの薔薇」の影響が大きいそうです)。

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