ビオトープワークショップ
12月19日は、スタートしたばかりの「布瀬南公園再生プロジェクト」のビオトープについてのワークショップを、科学文化センター根来尚学芸課長を講師にお迎えして開催しました。
根来課長にビオトープについてのお話をしていただき、江上光陽小学校校長からは、一番身近な例である光陽小学校ビオトープについて説明していただきました。
「富山は耕地整理が進み、都会に比べて里山などの自然がないのではないか?ビオトープは庭を造るのではないので、観賞用の外来種の水生植物などを植えてはいけない。日本在来種や富山の平野部の生態を活かすようにすべき」
など、ビオトープを造るうえでの基本的な考えや、
「ホタルが東日本と西日本では光るタイミングが異なるのは、DNAによるといわれており、4秒に1回光る東日本のホタルを西日本で育てても2秒に1回光る。そういったことからも、富山の生態にあったビオトープがいいのでは・・・」
という専門家ならではのお話もうかがうことができました。
また、講演後のフリーディスカッションでは、
「トミオという魚は『富山魚』と書く。富山固有の生態を再現しましょう」
など、参加者から活発な意見をいただきました。
次回は、後のプラン作りの参考に市内にあるビオトープを実際に見学する予定です。