ブログ

会派勉強会「中心市街地活性化基本計画」

昨日はサーバーメンテナンスで投稿ができませんでした。

8月7日は、不動産業界団体の方々と「高度地区」など都市整備部所管の施策について意見交換。お盆明けには、同じく「高度地区」について国土交通省と大手マンションデベロッパーと意見交換に東京へ出向き、月末には実際に住宅地への高層マンションラッシュに対応するために「高度地区」によるまちづくりを実施している福岡市へ視察に伺う予定です。

8月8日は、会派政調会の勉強会。まちづくり三法改正に伴う「中心市街地活性化基本計画」について都市整備部よりレクチャーを受け意見交換。なかなか厳しい意見も飛び出しましたが、ざっくばらんな意見交換の場になりました。

6月の一般質問でも取り上げましたし、これまでも取り上げてきたのですが・・・
都心部をどんなまちにしたいかが伝わらないのです。まちなか居住推進は大賛成なんですが、どんな人が住みどんな暮らしを営むのかという想像力を働かせないと、いろんなプランを作っても意味がない。コンサルタントにプランを書かせるのはいいが、その魂の部分はしっかりと行政当局が思い描いておかないといけないと思うのです。ただ都心の人口が増えればいいというものではないはずです。

一方で郊外を切り捨てるのかという意見もありますがそれは違うとも思います。どのまちにも立派な病院や体育館やホールがいるというわけではないのです。日常お世話になる診療所があればいい。その診療所で手に負えない病気になればまちなかの大きい病院にいけばいい。

普段スポーツをするだけなら小学校などの学校開放を利用すればいい。大きな大会のときには大きな体育館を使えばいいじゃないですか。

どの町にもファボーレや大和がいるわけではない。日常の生活必需品が買える商店があれば充分じゃないですか。

身の丈に会わない立派なショッピングセンターがあちこちにできるから、子どもが日常必要なノートを買うのにも親が自動車で連れて行かなければいけない異常なまちになったんじゃないでしょうか?

やっぱり、あるべきところにあるべきものがないというのは異常なまちです。不自然な姿です。市場経済だから郊外への拡散はしょうがないだろうという意見もあるのは承知していますが、まちなかには高度・専門的・大規模・非日常的な機能が集積して、普段住んでいる町には普段着の機能があればいいんじゃないか。それが本当の経済的合理性にかなったまちの姿だという気がします。

ダウンロード

先頭へ