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まちづくりと公共交通対策特別委員会

  • 鋪田博紀

2月5日(月)平成19年2月臨時議会終了後、「まちづくりと公共交通対策特別委員会」が開かれ、

  1. 都市マスタープラン(素案)
  2. 市街地における高さ規制
  3. 富山市公共交通活性化基本計画
  4. 路面電車環状線化
  5. 中心市街地活性化基本計画

について当局から説明がありました。

「都市マスタープラン」については、まちづくりの基本理念として「公共交通の活性化によるコンパクトなまちづくり」を掲げ、概ね20年後の、長期的なまちづくりの基本方針や都市の将来像と、その実現の手段を示すものです。

平成19年度には各地で地域別集会などでの意見をもとに素案の修正を行い、19年末には策定をする予定です。

「市街地における高さ規制」については、検討委員会での検討内容の報告がありましたが、以前から聞いている内容がほとんどで、以前にブログでご紹介したとおりです。

規制の方法については、最近の事例では、、「絶対高さ」と「斜線制限」を組み合わせたものが多いようです。富山市でも、「絶対高さ」に「斜線制限」を加えた方向で進めたいとのことです。また、範囲については「住居系用途地域」だけか「沿道」についても規制するのか、今後の検討委員会での議論となります。

専門的で難解な事柄だけに、議会だけではなく住民に対しても丁寧な説明を求めていきたいと思います。

「中心市街地活性化基本計画」については、認定をとることのメリットについて、

  1. 経済産業省所管の施策について、2分の1の補助率が3分の2へ引き上げられることで、具体には賑わい交流館や公共交通機関の共通ICカード事業の推進に活用
  2. 国土交通省所管の施策について、提案事業が1割から2割へ増えることで、路面電車の環状線化へ活用
  3. 大店法の手続きについて、県への申請を省けることによる、中心市街地への大型商業施設の立地がスムーズにいくこと

以上の大きく分けて3つの説明がありました。

また、路面電車環状線化については、村上議員から旅篭町ルートと大手町ルートの選定理由についての厳しい質問がありました。

一番の大きな理由は、将来の複線化を想定した場合の交通渋滞の解消問題とのことでした。ポートラム開業に伴う苦い経験からでしょうか。確かに市民から渋滞問題に関してはクレームが寄せられています。

ただ、ネガティブな面ばかり並べて比べるるより、「全国に誇る大手モールの景観を最大限に活かしたい」というようなポジティブな説明と姿勢がない歯がゆさを感じているのは村上議員だけでしょうか?

今日はこのほかに、経済教育委員会と厚生委員会も開催され、経済教育委員会ではガラス造形研究所の大麻事件についての説明と通学区域の弾力化についての説明がありました。

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