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布瀬町獅子舞

  • 鋪田博紀

男獅子

女獅子

4月29日、布瀬町に約140年伝わる獅子舞奉納を行いました。

今年度から獅子舞保存会長に選出されて、初めての奉納ということもあり、緊張で昨夜はほとんど睡眠できずいったいどうなることやらと不安でいっぱいでしたが、なんとか無事終えることができました。

布瀬町獅子舞の特徴としては、胴幕の中に2人で入る「二人立ち」と呼ばれる男獅子と、胴幕の中に4人で入る(以前は6人だったそうです)「百足獅子」と呼ばれる女獅子の夫婦獅子であることと、富山県西部に多く見られる「獅子打ち」と呼ばれる子どもの踊り手がおらず、代わりに「踊り子」と呼ばれる子どもの踊り手がいることでしょうか。

一説によると飛騨地方の獅子の流れを汲むと言われていますが、比較的年代が新しい時代に(江戸末期)当時の名主であった高安家から獅子頭を拝領し農民の娯楽として始まったそうなので、あちこちの獅子のいいところを取り入れて今の形になったのではないかと思われます。

今回は踊り子が増えて14人と大変多く指導も苦労しましたが、少ない練習時間でなんとかがんばってくれました。また、足りない衣装はお隣の黒瀬獅子舞からお借りすることができました。感謝申し上げます。さらに、前回お邪魔した掛尾町獅子舞保存会の方にもお越しいただき、ありがとうございました。

毎年大変な苦労もしますが、仲間とともに復活させた獅子舞です。いつまで出来るかわかりませんが、地域の皆さんのご協力をいただきながら続けてゆきたいと思います。

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