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布瀬町獅子舞奉納が終わる

  • 鋪田博紀

踊り子と女獅子

踊り子と女獅子

北日本新聞4月30日付け朝刊でも紹介されていましたが、布瀬町獅子舞保存会は松尾神社奉納獅子舞を4月29日に行いました。

以前の記事にも書きましたが、富山県内(旧加賀藩というべきか?)で広く行われている大人数で舞うムカデ獅子の系統と、飛騨からの流れをくむといわれる金蔵という子供の踊り子と2人獅子の系統(大沢野や旧富山市南部の堀川、掛尾、黒瀬、赤田と鵯島などでみられる)が混在している珍しい獅子舞です。

女獅子

女獅子

先輩方の話によると、天狗と呼ばれる大人の踊り手もいたそうですから、完全に県内の獅子舞が一つのところで見られる、ある意味なんでもありの獅子舞です。

布瀬町の獅子舞では、ムカデ獅子が女獅子、二人獅子を男獅子、金蔵を踊り子と呼んでいます。このほかに、坊主と呼ばれる袈裟をまとい火男(ひょっとこ)面をかぶったいでたちの踊り全体を指揮する役もいます。

オカメ面もあるので以前は姉さんと呼ばれる、女性の着物を着た踊り手もいたのではないかと思います(掛尾などにみられる)。

男獅子

男獅子

学術的な研究がある訳ではないので、由来や系統、呼び名などは系統だったものがあるわけではないようです。また、県内の獅子舞の多くが、ムカデ獅子に天狗とキリコの系統なので、
ぜひ旧富山市南部地区の獅子舞関係者が集って「獅子舞サミット」を開催し、交流を深めてみたいと思っています。

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