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選挙戦さながら街頭遊説に走り回る

5月3日(土)は憲法記念日でした。私は朝から夕方まで定例の街頭遊説で、長勢甚遠代議士、野上浩太郎君、吉田豊史県議、田畑裕明市議と行いました。

呉羽にて

今回はゴールデンウィーク特別街頭遊説ということで、いつものメンバーに加えて村上和久市議、高田重信市議も参加。掛尾を皮切りに、ファボーレ前、総曲輪フェリオ前、新庄交差点、粟島、五福、呉羽の7箇所をまわりました。

主に、後期高齢者医療制度についての説明、道路特定財源と暫定税率の再可決についての説明、富山市におけるNICU廃止の状況の説明、環境問題への取り組みの呼びかけ、憲法記念日の意義などについて訴えましたが、暖かな声援を予想以上にいただいた一方で激しい野次にさらされたり、まさに今の世論を反映した反応でした。

粟島にて

4月30日には暫定税率ほか関連法案の再可決が行われましたが、以前に「ハードルは高い」とこのブログに書いたものの、当初徹底抗戦を叫んでいた野党もさしたる抵抗をせず(議長の軟禁騒ぎはありましたが)、すんなりと可決しました。

以前にも書いたとおり、税制全体の仕組みや地方と国の役割分担を見直さずにガソリン税のみを槍玉に挙げた野党のやり方は誤っていますので、このことについて是正がなされたのはようやく正常に戻ったというべきか。

しかし5月13日には、道路整備費財源特例法改正案の再議決というハードルが待っています。福田首相が、一般財源化について与党党首合意し、閣議決定をすると国民に約束したのに「何故?」との声はもっともです。

これは、道路整備費財源特例法改正案の中に、国が集めた揮発油税をどのように地方に渡すか(道路整備臨時交付金)というしくみについての法的根拠が含まれているので、再議決しないと平成20年度以降入った税金の配布できなくなるためです。

「じゃあ、参議院で修正して一般財源化するしくみもこの法案に盛り込めばいいじゃないか?」というのもごもっともですが、野党は審議そのものを拒否する姿勢を崩していません(3月の前例あり)。

となると、「与党が多数を占めている衆議院で一般財源化とセットになった法案を出しなおして、たとえ参議院で審議が出来なくても暫定税率のときのように衆議院で再議決すれば?」という意見もごもっとも。

しかし、一度衆議院で議決している今の改正法案は引っ込めて新しい法案を今の国会では審議できないという制度があるのでこれも無理なのです。つまり、政府としては揮発油税の地方配分が宙ぶらりんになるのを防ぐには、今の特定財源化を盛り込んだ改正法案を再議決するしか選択肢がないという状態です。

そして、平成21年度からの一般財源化を国民との約束どおりに行うことが福田内閣に課せられた使命です。野党のインチキな戦術により内閣支持率がどんなに下がろうとも、退陣せずこのことをやる遂げなければ、自民党がどうのこうのというよりも政治崩壊を食い止める唯一の選択肢だと思います。

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