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タバコ増税なら暫定税率も酒税も上げていいんじゃないか?

  • 鋪田博紀

健康に悪いと、タバコ税の増税の話が進んでいます。愛煙家としては気になるところですが、積極的反対というより消極的反対。

私自身は1日10本程度しか吸わないので、一箱買うと2日ないし3日持ちます。そういう意味では増税による損失は限定的です。

ただ、同じ文脈なら暫定税率だって環境に負荷を与える自動車に対する課税をやめるっていう発想はおかしいと思います。廃止ののちしばらくおいて環境税として課税するという話もありますが、以前の暫定税率廃止にともなう混乱をみれば、そのまま財源の一般化とあわせて恒久税率にすべきではないか?

また、「諸外国と比べ低い」という理由もこじつけにすぎないわけで、何でも諸外国と比べれば正当化されるというのはおかしいと思います。

それから、健康というなら酒税を上げるべきではないか?

私自身はアルコールが大の苦手(お酒を飲む人が苦手という意味ではありません)というより全く体が受け付けないので、愛飲家には申し訳ありませんが、税率の低いビール類似品を売りつけて、アルコール依存症を増やすことのほうが、タバコより性質が悪いのではないかとも思います。さらに、アルコールが引き金となる病気も問題視すべきではないかと。また、あいも変わらず減らない飲酒運転とそれによる事故。そして「酒のの席のことだから」と言い訳が簡単に通ってしまう社会。

おそらくタバコ税が上がれば金額にもよりますが止める人は多くなるでしょうが、依存度の高いアルコールをやめる人はいないでしょう。「何を言うか発泡酒は庶民の楽しみだ!」と怒られそうですが、タバコだって庶民の楽しみのひとつです。

と、まあ、冗談は置いといて、

「健康」「環境」そして「人権」を振りかざされたら人は何も言えなくなってしまうのですね。

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