ブログ

小沢一郎は議会制民主主義の破壊者だ!

  • 鋪田博紀

激しいタイトルですが、ここにいたって確信しました。

さて、金曜日の夜は定例のJR富山駅前街頭遊説。南俊正議員と一緒でした。

今回は、聞いていて下さった方がわざわざ声をかけてくださり、「外国人参政権に自民党は反対してください!」「民主党の雇用政策では失業者が増える。自民党は根拠を明らかにしてこのことを指摘すべき」「亀井大臣と福島大臣を更迭させるべきだ!」とのご意見を頂戴いたしました。」

さて新聞報道にもあるように、地方自治体の国に対する陳情が民主党の幹事長室へ一元化されることになりました。

自治体首長が「民主党詣で」 陳情一元化、自民打撃も - 47NEWS(よんななニュース)

自治体首長が「民主党詣で」 陳情一元化、自民打撃も

 自治体や各種団体の陳情を民主党幹事長室で一元的に取りまとめ、各府省の三役に取り次ぐ「陳情新ルール」に伴い、党県連の仲介を経た自治体の首長による「幹事長室詣で」が13日、本格化した。年末の予算編成に向け恒例行事だった「霞が関詣で」も政権交代により様変わりした格好だ。
 新ルールは来夏の参院選に向け、自治体の陳情を受ける国会議員や県連組織の足腰強化や集票力アップの狙いがある。自民党政権下で、中央省庁と自治体の仲介役を果たしてきた自民党の族議員や地方組織にとっては打撃となりそうだ。
(後略)
2009/11/13 20:25 【共同通信】

「自民党打撃も」という程度の記事しか書けない共同通信も情けない。

地方自治体にとっては、地元出身国会議員、各省庁へ様々なチャンネルを使って地域要望というものをあげてきたわけです。オープンなロビー活動であって、これまで族議員がうごめいて利権確保に躍起になってというシナリオが有権者に刷り込まれてきましたが、決してそうではありません。

上下分離方式によるLRTの運行も軌道法に縛られて地方独自のやり方が出来ななったのを、こういった陳情活動によって規制緩和させ実現できたわけです。

それが、こともあろうに与党幹事長室という密室に一元化などとは笑止。

先般参加した中核市サミットに参加していたある首長は、「もう民主党の悪口は言えない」と半ばあきらめ顔でした。

政府と与党のどろどろの融解現象による一元化により、この国は三権分立ではなくなりました。さらに与党の国会質問禁止や議員立法の事実上の禁止などは連立を組む社民党からさえ、「立法府の自殺行為」と批判されるありさま。

さらにここへ持ってきて陳情の一元化。

自民党政権下での、政府税調と与党税調の無駄・二重権力構造などを指摘された例もありましたが、これは不完全ながらも民主主義を機能させようとする議会制民主主義の長い長い経験に基づく人知であった訳です。

私は、何度でもためらうことなく言います。「小沢一郎は議会制民主主義の破壊者だ!」

ダウンロード

先頭へ